「梅澤式」だと、なぜ超ヒット商品がこんなに作れるのか

  • 梅澤伸嘉(著)

定価 ¥1,760 税込

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内容紹介

超ヒット商品を連発する天才の頭の中を大公開!

「また空振りだ、成功するかどうかは運まかせだよ」
「自分にはセンスがないのかな、どうして線香花火のような短命商品しか作れないのだろう?」

と溜息をつく商品開発者に、

センスは関係ない。あなたも必ず成功できる!作る前に売れることが約束される商品を開発できると断言するのは、著者の梅澤伸嘉氏。

実は「トニックシャンプー」「スキンガード」「カビキラー」「写るんです」「禁煙パイポ」「塗るつけまつげ」「午後の紅茶」「ウコンの力」「ソイジョイ」「ファミコン」など、誰もが知る超ヒット商品を意図してつくる日本一の開発者なのです。

本書は、著者50年の経験と1万人以上の指導から開発した世界初の手法『梅澤式』を体系化し分かりやすく解説しました。
さらに超ヒット商品開発の裏側・全工程を、著者が実際に使ってきた37枚の「開発シート」と「開発プロセス図」とともに大公開。

20年、30年売れ続ける定番商品・ロングセラーは、決してセンスや偶然で生まれるのではありません。システマティックに再現できる科学です。

定番商品を持てば、マーケティングコストを最小限に抑えられ、毎年、売上も利益も安定して得られます。

「私の手法は、コンセプトの決定時点で成否がわかります。売る前に成功が約束できないのではプロとは言えません。

消費者が気づいていない潜在ニーズを発掘して、それに応える商品コンセプトを作る『梅澤式』は、数々のロングヒットを生み、改良を続けて今でも進化しています」

『梅澤式』は、すぐれたセンスも必要ない、また商品の種類や会社の規模も問いません。

さらには発想力や想像力も身につくため、〝モノ〟だけではなく、イベントやプロジェクトなどの〝コト〟の企画にも応用できます。

超ヒット商品を連発したい開発担当者のみならず、開発を支える他部署や経営者の方々も「なるほど!そうだったのか」とひざを打つ、ブレークスルーを巻き起こす一冊です。 電子版・Kindleストアで購入する 電子版・楽天Koboストアで購入する 「梅澤式」だと、なぜ超ヒット商品がこんなに作れるのかの画像1

執筆者プロフィール

目次

著者の主な開発商品
はじめに─定番商品は意図して作れる!

 

第1章 成功率100倍の商品コンセプトがある!

⑴商品開発の成功率が100倍になる!

⑵すべては商品コンセプトから始まる

  • 「商品コンセプト」とは何か
  • 優れた商品コンセプトの仕組み
  • 商品コンセプトが初回購入をうながす

⑶コンセプト思考が定番商品を生む

  • コンセプト思考を新市場創造型商品に組み込む
  • コンセプトとパフォーマンスの力で売上が伸びる
  • コンセプト思考はロングヒットを生む
  • コンセプト思考は強いブランドを生む

 

第2章 潜在ニーズから商品コンセプトを考える

⑴消費者ニーズを科学的に探る

  • 商品コンセプトは潜在ニーズに応えるように
  • 消費者ニーズは5つの法則で見えてくる

⑵どんな潜在ニーズに応えたら売れるのか

  • 未充足を解消するニーズに応える
  • 商品コンセプトには4タイプある

⑶潜在ニーズから新市場創造型商品を作る

  • 潜在ニーズをどうつかむか
  • 人の購買心理には法則がある

 

第3章 必ず売れるコンセプトを作る

⑴定番商品になるための条件は?

  • 定番商品は「商品力」×「販売力」×「広告力」
  • 定番商品になるための8つの条件
  • 定番商品で経営はかなり楽になる

⑵すべてはコンセプト開発から始まる

  • 新カテゴリーで新市場を作る
  • 何を作り、何をやるか

⑶消費者の「生活上の問題」を解決してあげる

  • 商品の問題より生活上の問題が大切
  • 生活上の問題解決が新市場を生み出す

⑷今の市場の外に未来の商品を考える

  • 今の市場の内と外では世界がまったく違う
  • 「差別化」でなく「独自化」で道は開かれる

 

第4章 コンセプト思考法を実践してみよう

⑴定番商品を作る全体の流れ

  • 定番商品を作るための10のステップ
  • 状況次第でステップを短縮できる

⑵自社の強みは必ず見つかる

⑶進出するドメインを決める

  • 進出するドメインは6つの条件で決まる
  • 吟味が足りないと失敗を招く

⑷情報を集め商品コンセプトづくりにつなげる

  • 商品コンセプトをつかむ方法は4つある
  • 「行動アプローチシート」記入のコツ
  • 「シーズアプローチシート」記入のコツ

⑸ベネフィットを導き出す

  • ベネフィットの出し方(行動アプローチの場合)
  • 「ベネフィットシート」記入のコツ(シーズアプローチの場合)

⑹未充足の強い生活ニーズを発掘する

  • 「未充足ニーズ発掘シート」記入のコツ(行動アプローチの場合)
  • 「未充足ニーズ発掘シート」記入のコツ(シーズアプローチの場合)

⑺商品アイデアを出す

  • 「要するにアイデア欄」記入のコツ
  • 「アイデア飛躍発想シート」記入のコツ
  • 「アイデア練り上げシート」記入のコツ
  • 「ネガシート」「プラスシート」記入のコツ

⑻商品コンセプトを作り評価する

  • 商品コンセプトシートを2ステップで作る
  • 「商品コンセプトシート(原案用)」記入のコツ
  • 「商品コンセプトシート(完成用)」記入のコツ
  • 「商品コンセプト評価シート」記入のコツ
  • 「商品コンセプトの評価改良シート」記入のコツ

⑼表現コンセプトを作り評価する

  • 「表現コンセプト インプットシート」記入のコツ
  • 「表現コンセプト アウトプットシート」記入のコツ
  • 表現コンセプト評価のコツ

⑽商品パフォーマンス(品質設計)を確認する

  • 商品コンセプトどおりに作れるか
  • 「品質設計シート」記入のコツ

⑾販売ストーリーを作る

  • 販売計画で商品開発をしめくくる
  • 「販売ストーリーシート」記入のコツ

 

第5章 あの有名商品はどう開発されたのか

⑴サンスター時代のヒット商品

  • 失敗の連続中にコンセプトに気づいた
  • サンスター「サンスタートニックシャンプー」開発の秘密
  • サンスター「ソルトサンスター」開発の秘密
  • ブランディングの失敗は売上を急減させる

⑵ジョンソン時代のヒット商品

  • サンスターからジョンソンへ
  • 商品開発は協力者がいて成功する
  • ジョンソン「カラクリン」開発の秘密
  • ジョンソン「スキンガード」開発の秘密
  • ジョンソン「カンターチ」開発の秘密
  • シェアNo1が奪われることもある
  • ジョンソン「ジャバ」開発の秘密
  • ジョンソン「カビキラー」開発の秘密
  • ジョンソン「固めるテンプル」開発の秘密
  • 他のカテゴリーで市場が消えることもある

⑶コンサルタント時代のヒット商品

  • アルマン「禁煙パイポ」開発の秘密
  • イミュ「塗るつけまつげ」開発の秘密
  • 富士フイルム「写ルンです」開発の秘密
  • サンスター「GUM」開発の秘密
  • サンスター「Ora2」開発の秘密
  • 明治「明治おいしい牛乳」開発の秘密
  • 明治「ザバス」開発の秘密
  • バンダイナムコアミューズメント「釣りスピリッツ」開発の秘密
  • 開発にトラブルはつきもの
  • ワコール「ヒップウォーカー」開発の秘密
  • キリン「午後の紅茶」開発の秘密
  • エースコックはベトナム麺市場を開拓した
  • 小林製薬は〝心理〟から商品・市場を作る
  • 消費者心理の調査分析から始める

その他のコンサルティング事例

エッセルスーパーカップ超バニラ、VAAM、チューブでバター1/3、
R─1、LG21、ウコンの力、シャウエッセン、ジョイサウンド、テプラ、
ソイジョイ、モンカフェ、カントリーマアム、ママ鼻水トッテ、じゃがりこ、
ステーキしょうゆ、ナチュリエ、ファミコン、DS脳トレ

 

おわりに─商品開発は協働作業