子供が「eスポーツをやりたい!」と言ってきたら……。
「お父さん、ぼくeスポーツをやりたい!」と子供から言われたら、あなたはどう答えますか?
eスポーツとは「エレクトロニック・スポーツ(Electronic Sports)」の略で、コンピュータゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称です。
競技人口は全世界で1億人を超え、日本では現在約390万人。
2018年には一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)が発足し、全国各地で大会が開かれるなど盛り上りを見せています。
近年大きな注目を集める一方で、
「ゲームの依存症になり、勉強しなくなるのではないか」
「部屋にこもっていては体に悪い、画面ばかり見て目によくないのでは」
という声もあり、子供の心身への影響が問題になっています。
本書は、京都eスポーツ協会会長、大学でeスポーツの講座を開催する著者が、
「大丈夫ですよ。ゲームをeスポーツとしてプレイすることで、悪い面を抑制できると考えています。子供の将来のためには、想像していた以上にeスポーツが大きく役立つと確信しています」(「まえがき」より)
と、ゲームに熱中する子を心配する親御さんや教育関係者に、eスポーツから得られる教育上のメリットを余すところなく解説します。
「ゲームばかりやっていて不安でしたが、子供の気持ちが分かるようになりました」
「eスポーツをきっかけに引きこもりが治り、学校にも楽しく通うようになった」
あるeスポーツのイベントでいきなり優勝し、
「わが子があんなに喜んだ姿をみたことはない!」など、感動の声多数。
eスポーツに魅了される子供の気持ちに共感でき、eスポーツを通してたくましく成長する子供の姿を、安心して見守ることのできる一冊です。