苦しくともなぜ生きるのか。人生の目的とは何か——。
この根源的な問いに迫るブッダの有名な譬え話を、臨場感あふれるカラーの墨絵を入れながら、やさしく解説しています。
ロシアの文豪トルストイは、この人間の実相を描いた譬え話に触れ、「これは寓話どころの騒ぎではない。誰もが承知している真理なのだ」と驚嘆しています。
本書を読み終えたとき、「人生にも山あり谷あり。しかしそれらの一切は、人間に生まれた唯一の目的を果たす道程であり、ムダは一つもなかった!」と、強く生きる力がわいてくることでしょう。
挿絵は、世界の墨絵アーティスト・茂本ヒデキチ氏が担当。
英語版は、エドワード・サイデンステッカー氏に師事し、日本の数々の文学作品を手掛けてきた、ジュリエット・カーペンター教授による美しい英文でお届けします。