内容紹介

「ありがとう」が、涙で言えない……

お父さん、お母さんに、心から「ありがとう」と言ったことがありますか……。
照れくさくて言えない人も、言いたくない人も、親の存命中に言えなかった人も、涙なしでは読めない、熱い物語をつづった『親のこころ』の第2弾です。

偉人や有名人の生涯、文学作品の中から、いつの時代も変わらない、親と子の深いきずなを描きます。
ゲーテの母、勝海舟の父、オペラになった日本の能「隅田川」、イソップ物語、母をたずねて三千里など、いつの時代も変わらない、親と子のきずなを描くエピソード編は19話。
体験談は、70名分を厳選して掲載しました。
中でも、一見、寡黙で、厳格でありながらも、実は誰よりも愛情にあふれている昭和の父親像を描いた作品が何本もあり、グッと涙を誘います。

美しい写真と書も楽しめるオールカラー、ハードカバー版です。

※ソフトカバーの増補改訂版を平成24年に発刊いたしました。
詳しくは『新装版 親のこころ2』をごらんください。

執筆者プロフィール

書籍の感想

  1. 両親の存在がすごくありがたいものに – 親のこころ おむすびの味

    10代の頃、両親に何かにつけていろいろ言われるのが、すごくうっとうしくて、イヤだった。しかし、自分も男の子3人の母親となった今、やはり同じようなことを言っている。やはり、自分が親になり、初めて知る親心ですね。 今さらながら「あの時なんで反抗したのかな」とか「やはり自分のことを案じてくれているのは、誰でもない、両親なんだなぁ」と改めて、両親の存在がすごくありがたいものに感じられます。このような本を出版していただいたおかげで、自分の両親がいてくれることのありがたさを実感できました。 (宮城県 33歳・女性)   今、自分が親にしてきたことを恥じています。私は短気なところがあり、親に暴力を振るってしまうことがあります。そのたびに母は泣きながら叫びます。「痛いからもうやめて!」と。 この本を読んで、親の大切さ、そして、自分が親にどんなヒドイことをしてきたのかが、ようやく分かりました。この本に出会えて本当によかったです。心から感謝しています。 (栃木県 14歳・女子)   お盆で娘家族、息子も帰省中、お互いに読み、自分で特に印象に残った話を取り上げ、それについて親子で語り合いました。とっても貴重な時間でした。私にとって何よりも光る財産となりました。 子供たちも30代半ば、自分も取り残されないように学び続けたい。そのようなきっかけを与えてくれた1万年堂出版に感謝の念でいっぱい。 (青森県 65歳・男性)   一気に読みました。5年前、父が亡くなった時、何も親孝行ができなかったと後悔ばかりが残り、母にはしっかり親孝行をと考えていますが、逆に心配ばかりかけて、何一つ親孝行ができていません。この本を読ませていただいたのをきっかけに、何か親孝行を、と考えています。 (島根県 42歳・男性)   1歳9ヵ月の娘のママです。この本を読み進んでいくと、4人の親の顔が交代に浮かび、そのたびに「ありがとう」「ごめんなさい」という感情が自然にわき上がってきました。また、娘の親としてはまだまだ未熟だなと反省もしました。私も一人前の親となれるよう、前向きに生きていきたいと思います。 (山口県 26歳・女性)

    2012.01.24

  2. 「ありがとう」という言葉がなかなか言えない – 親のこころ おむすびの味

    子を思う親の心に感涙するばかりです。 私も、たった一言の「ありがとう」という言葉がなかなか言えずにいます。いつか素直な気持ちで感謝の気持ちを伝えたいです。 (新潟県 32歳・男性)   「遠くに離れていても、父の心は、いつもお前の側にある」。一般的に母親の愛情は誰でも普通に感じるが、案外無力な父親の愛がたくさん出てきて、感動した。 父親の愛も、母親の愛も、その深さは変わらない。この世で一番美しい愛、特に父の愛には胸を打たれた。 (埼玉県 59歳・女性)   涙を流して読んでいると、娘が、「お父さんでも泣くの?」と、からかいます。「そんなことを言うなら、この本を読め」と言って、娘に読ませています。 (静岡県 64歳・男性)   『親のこころ』に涙してから、続編を心待ちにしていました。語るまでもなく、また頬を伝う涙をぬぐう間もなく、一晩で読破。こんなに夢中にさせてくれる書物、ここ何十年もなかったことです。年甲斐もなく、心うきうきさせてくれるこの本には、ただただ頭が下がる。いい本をありがとう!! (山形県 57歳・男性)   『親のこころ』に続き、子供がまた送ってくれました。うれしかった!! 親の気持ちが分かるようになったのかと……。何度も読み返して感動しています。 (岡山県 68歳・女性)

    2012.01.24

  3. 母の日にプレゼント – 親のこころ おむすびの味

    母の日のプレゼントに、この本を義母に買いました。 多くの方々に、ぜひとも読んでいただきたいと思います。この本に書かれているような親になれば、これからの子供達は、もっと立派になれると思いました。本当にありがとうございました。 (新潟県 65歳・女性)   久しぶりに、本で泣かされた1冊になりました。 私は親にあたったり、いろんなひどいことをしたりしてきました。なのに、私のことを愛してくれている。「大好きよ」と抱きしめてくれる。親とは偉大なものです。この本は、それを、気付かせてくれました。心から、ありがとうございました。 (熊本県 15歳・女子)   胸にジーンときました。自分が思っているよりも、もっと、もっと親は子供のことを想い心配してくれているんだと痛感しました。 人の命はいつまでか分かりませんが、生きているうちに、少しずつでも親孝行していこうと、心の中で自分に誓いました。ありがとうございました。 (兵庫県 29歳・女性)   私はまだ13歳ですけど、この本を新聞で見たとき、すごくほしくなりました。親にたいして、すごく悪い言葉を言うことがあります。でもこの本を読んだとき、親はすごく、子のことを思っているんだなぁ、と思い、感動しました。 これからは、親を一番大切にしたいと思います。このような本を書いてくださって、ありがとうございました。 (宮崎県 13歳・女子)   私は受験生なので、買うだけ買っておいて、後で読もうと思っていました。でも、どうしても読まずにはいられなくて、読み始めたら、止まりませんでした。涙も……。 親は偉大だなあとしみじみ感じました。悲惨な事件の多い今の世の中とは、別世界のようでした。目頭も心もポッカポカです。 (青森県 18歳・女性)

    2012.01.24

  4. 涙があふれてきました – 親のこころ おむすびの味

    今、子を持つ1人の母親として、この本を読みながら自然と涙があふれてきました。母の愛情、反抗した時期、それでもずっと優しさを注いでくれる母。恥ずかしくて「ありがとう」の一言が言えない私は、きっと自分自身が未熟な母なのですね。とても心に残る良い本でした。 (静岡県 32歳・女性)   この本は、本当に泣けた。本当に私のことを心配しているのにもかかわらず、暴言を吐いてしまっていたけど、本当にすまないことをしてしまった。両親は大切にしたいと思う。 (奈良県 14歳・女子・学生)   読んでいると涙が流れ始めました。いつも母に素直になれない私ですから、心の中で「ありがとう、ずっとずっと長生きしてね」と叫んでいました。母はガンを患いましたので……。 (岡山県 21歳・女性・学生)   涙が止まらず、一気に読んでいました。家族にすすめて、きずなが強くなりました。この本と出会えたことが、とてもうれしいです。 (奈良県 34歳・女性)   すごく感動する話ばかりだった。とてもよかったです。親孝行を、早いうちから、しておかなくてはと思いました。夢中になって一気に読んでしまいました。 (静岡県 31歳・女性・主婦)

    2012.01.24

  5. 涙が止まらない – 親のこころ おむすびの味

    涙、涙、涙が止まらなかったです。主人のいない時にじっくり読みました。涙は見せたくなくて……、久々の感動でした。 (鹿児島県 31歳・女性・主婦)   育児をしていて、昼間は1人で行きづまったり、悩んだり、「なんで~」と、ちょっとイライラしていました。 そんな時、この本を読んで、気持ちが変わりました。優しい目で子供を見ることができるようになりました。 (埼玉県 29歳・女性・主婦)   今まで、親に素直に「ありがとう」という一言が出なかった自分が情けなかったです。これからは親孝行をしていくことを決意しました。 (京都府 43歳・男性・会社員)   最初は「おもしろいのかな?」と思いながら読み始めました。 読み始めたら、夢中になりました。自分の母を思いながら。 (千葉県 32歳・女性)   親がいるということが、どれだけ大切か、親の存在のありがたさがとても実感できた。 今まで「ああしろ」「こうしろ」といわれるたびに反抗して、「うっとうしーな」「部屋にくんな」「ウザイねん」とボロクソに言ってきた自分がどれだけバカだったか。 この本を読んで、「どの親も、子供を大切に思っているから、叱っているんだな」と、当たり前のことを今さら気づきました。本当にこの本を読んで良かった。親には「ありがとう」と伝えたいです。 (兵庫県 13歳・女子)

    2012.01.24

目次

プロローグ 親のこころ・風の渡る草原

    1. そんなに、そんなに、心配しなくてもいいのに……(兵庫県 56歳・女性)
    2. 何も相談せずに離婚した時に……(京都府 44歳・女性)
    3. 他人様が手塩にかけて育てたものを盗むとは何事か!(神奈川県 58歳・男性)
    4. この子と一緒に死ねば本望だ(岡山県 66歳・女性)
    5. いつも笑っていてごらん。大好きだよ(岐阜県 44歳・女性)
    6. 母の声、涙、悲しそうな顔が、私の心の支えでした(愛媛県 47歳・女性)
    7. ボク、お母さんの子供でよかったョ、大好きだよ……(千葉県 45歳・女性)
    8. 母のおにぎりを、涙といっしょに呑み込んだ(和歌山県 78歳・女性)
    9. 目の前に、出張でいないはずの、父の笑顔があった(茨城県 70歳・男性)
    10. あなたが「今」を生きていてくれるだけで、お母さんは嬉しいの(福岡県 18歳・女性)
    11. 峠のある夜道を六キロ、一人でお使いに行かされた……(山梨県 75歳・男性)
    12. こんな「親バカ」になるなんて、思いもしませんでした(東京都 38歳・女性)
    13. 僕は決してお母さんを恨んではいないよ。すべて悪いのは戦争なんだから!(広島県 60歳・男性)
    14. 忘れていないよ……(岡山県 41歳・女性)

 

一部 親のこころ・瑠璃色に輝く海

    1. 「おまえも若いころ、親を捨てて高く飛び立ったではないか……」 ~白楽天「燕の詩」
    2. 「親」という字は、「木の上に立って見る」と書く ~我が子の安否を気づかう心
    3. アイロンが気に入っているようで大変満足だ。わたしが自分で見たてたのだから…… ~キュリー夫人を支えた父
    4. 母は、いつも晴れやかに、愉快そうに、優しい笑顔で導いてくれた ~ドイツの詩人 ゲーテ
    5. 「天にも地にも、たった一人の子供を勘当することはできません」 ~生まれ変わった道楽息子
    6. 哀哀たる父母 我を生みて苦労す ~唐の太宗、誕生日に涙を流す
    7. 母の満足そうな顔を見るのは、天下の宰相になったよりもうれしい ~頼山陽、母を背負って花見へ
    8. どんどんお書き、おまえには才能があるよ ~ノーベル賞作家 アナトール・フランスの母
    9. 「親は、子を助けようとして、身をもってかばうのであった」 ~ロシアの文豪 ツルゲーネフ
    10. 母と子が、一つの目的に向かい、三十年かけて、念願を果たす ~源信僧都の母の戒め
    11. 「息子よ、父がついているぞ。がんばれ」。七十日間の必死の看病 ~勝海舟の父
    12. 長者と貧乏人の「宝比べ」。世界中の宝を集めても、かなわない宝とは? ~山梨県の昔話
    13. 遠くに離れていても、父の心は、いつもお前の側にある ~西田幾多郎、娘への手紙
    14. 父と母の仲が悪いことほど悲しいことはない ~フランスの文豪 ユゴーの苦悩
    15. 「お母様、それほどまでにして、私をお育てくださったのですか」 ~山形県の「国字四書」の由来
    16. 遠く離れた故郷に、母を一人残しておいては、十分に孝養を尽くせない ~母との誓いを果たした、佐久間象山
    17. 行方不明になった我が子を、必死に捜し求める母親の姿 ~オペラになった日本の能「隅田川」
    18. 「あのブドウ畑には、宝物が隠してあるんだよ」 父親が、子供の幸せを願って埋めたものとは? ~イソップ物語 三人の息子
    19. おまえが、お母さんの命を救ったのだ。偉い子だ! ~母をたずねて三千里

 

二部 親のこころ・花咲ける森

56人の体験談