第1章 道が開ける
(1) 豊臣秀吉
一歩一歩、着実に積み重ねていけば、予想以上の結果が得られる
朋友と夢を語る
(2) 伊達政宗
すみずみまで掃除をしてから、立ち去るべし
戦国大名の”引っ越しの心得”
(3) 上杉謙信
自分らしく、自分の心に恥じない生き方を
討たれたはずの彦助
(4) 日本の時計王・服部金太郎
信用は、巨万の財産に匹敵する
「約束を必ず守る」を貫く
(5) 中国の中山王
どんな小さなことであっても、相手の心を傷つけると、深い恨みをかう
一杯のスープで国を滅ぼす
(6) 武田信玄
人は城 人は石垣 人は堀 情は味方 仇は大敵
戦国最強の武田軍団
(7) 命の重さ
人間に生まれることは、有り難いことなんだよ
盲亀浮木の譬え
(8) 山中鹿介
負けてもあきらめず、可能性を求め、挑戦する
「七難八苦を与えたまえ」
(9) シュリーマン1
夢を持つと、苦難を乗り越える力がわいてくる
七歳で、トロイ発掘を決意
(10) シュリーマン2
目的の大きさに比例して、努力精進しなければならないのは、人生の鉄則
六ヵ国語をマスターし、商人に
(11) シュリーマン3
目的がハッキリしてこそ、手段も鮮明になってくる
大富豪となり、トロイを発掘
(12) 今川義元
圧倒的に優勢でも、ちょっとの油断が命取りになる
桶狭間での、信じられない敗北
(13) 織田信長
一点集中、力を尽くせば、必ず道が開ける
桶狭間、大逆転の勝利
(14) 豊臣秀吉
相手の好意を、ありがたく受け取ろう
東山での松茸狩り
(15) 世阿弥『羽衣』
「恥ずかしいこと」を「恥ずかしい」と感じる心を大切に
天女の羽衣を拾った漁師
(16) 貧しい女性の願い
寄付は、金額の大小よりも、その心がけが大切
長者の万灯より貧者の一灯
(17) ミケランジェロ
目に見えない苦労があってこそ、人の心を打つ作品ができる
十日間で仕上げた胸像
(18) 前田利家
憎いから叱るのではない
仕事をさぼった家臣
(19) 徳川家康
私の宝は、私の部下です
豊臣家と徳川幕府の違い
(20) 藤堂高虎
目上の方に提出する案は、一つではいけない
二条城の改築プラン
(21) 伊達政宗
自分の失敗を、他人のせいにしてはならない
責任転嫁した家臣を正す
(22) パスツール1
子供の将来に親が及ぼす影響は計り知れない
成績がよくなかった少年時代
(23) パスツール2
人の二倍、三倍の時間をかけて努力すれば、必ず追いつき、追い越せる
化学者を目指し、勉学に励む
(24) パスツール3
金儲けではなく、人々の幸福を念じて、全力を尽くす
伝染病と闘い続ける
(25) 石田三成
常識にとらわれない大胆な発想が、功を奏する
米俵で洪水を防ぐ
(26) 坂本竜馬
権威、伝統、流行、周囲の考え方などにとらわれず、自分で考え、ゆっくり歩んでいく
日本で最初の新婚旅行へ
(27) あんパンの元祖・木村安兵衛
「相手の立場に立つこと」が最も重要
日本人に合ったパンを開発
(28) トルストイが感嘆した「東洋の寓話」1
これ以上、人間の姿を赤裸々に表した話はない
『仏説譬喩経』の「人間の実相」
(29) トルストイが感嘆した「東洋の寓話」2
旅には必ず目的地があるように、人生にも目的がある
「旅人」とは私たち
(30) トルストイが感嘆した「東洋の寓話」3
底知れぬほど寂しいところが人生である
木枯らしの吹く、秋の夕暮れ
(31) トルストイが感嘆した「東洋の寓話」4
命の長さは、どれくらいか
白骨、猛虎、藤蔓
(32) トルストイが感嘆した「東洋の寓話」5
死んだら、どうなるのか
深海、三匹の竜、五滴の蜂蜜
第2章 大人のための「イソップ寓話」
イソップ1 恩を仇で返す者は、必ず破滅する ブドウの葉を食べたシカ
イソップ2 調子のいい時が、いちばん危ない ライオンに挑んだ蚊
イソップ3 自分の行為が、どういう結果を引き起こすのか、よく考えてから行動せよ 井戸へ飛び込んだヤギ
イソップ4 困っている人があれば、親切にしてあげよう 池に落ちたアリ
イソップ5 名誉欲が、不幸を招くことが多い。しかも死ぬまで捨て切れない ネズミとイタチの戦争
イソップ6 悪意を持っている者には、何を言っても通用しない オオカミに狙われた子ヒツジ
イソップ7 心の影におびえず、しっかりと前を見て進みたい うろたえたライオン
イソップ8 使わないお金なら石と同じ 金塊を盗まれた男
イソップ9 苦しみの原因を見誤ると、何の解決にもならない 夜明けを告げるニワトリ
イソップ10 人の悪口を真に受けて、仲間や友を疑ってはならない 三頭のウシを食べたライオン
イソップ11 逆境の時こそ、落ち着いて物事の判断を 「福の神はいらんかね」
イソップ12 恋の炎は、理性を焼き尽くす 娘に恋したライオン
イソップ13 金持ちや地位のある人が、幸せとは限らない ウマをうらやんだロバ
イソップ14 人間の欲には限りがない 金の卵を産むニワトリ
イソップ15 自慢話は、人を不快にさせたり、傷つけたりする ツルの反撃を受けたクジャク
イソップ16 一時の栄華に誇って、人を見下げてはならない ロバをののしったウマの末路
イソップ17 時の流れが、困難を解決してくれることが多い 腹のふくれたキツネ
イソップ18 知らないことを、知らないと言うのは、恥ではない ワシとカタツムリ
イソップ19 人には向き、不向きがある。同じことができないと嘆くよりも、得意な分野を伸ばすほうがいい 小イヌのまねをしたロバ
イソップ20 「感謝の心を持つ」ことが、いかに大切か ワシに助けられた男
イソップ21 相互の役割、立場を尊重し、協力していかねばならない 腹と、手足などの争い
イソップ22 不幸や災難に遭った時に、離れていく友は、本当の友ではない 突然、現れたクマ
イソップ23 何事も、簡単にあきらめてはならない。知恵を巡らせば、結果は大きく変わる 喉の渇いたカラス
イソップ24 危険は不意にやってくる。普段からの備えが大切 牙を研ぐイノシシ
イソップ25 過ぎたことを、いつまでも嘆かず、今、ここから、やり直せばいいじゃないか 波を数える男
第3章 私に元気を与えてくれる言葉
(1)当たり前のことを真剣にやれ
愛知県 55歳・男性
(2)生まれてきてくれて、本当にありがとう
和歌山県 15歳・女子
(3)情けは人の為ならず
福井県 77歳・男性
(4)負けない事、投げ出さない事、逃げ出さない事、信じ抜く事、駄目になりそうな時、それが一番大事
広島県 27歳・女性
(5)和顔愛語
岩手県 62歳・女性
(6)人間には一長一短あり
石川県 73歳・男性
(7)希望とはあらたな勇気である
神奈川県 18歳・女性
(8)どうせするんなら、イヤな顔をせず
兵庫県 58歳・女性
(9)長い人生を考えたら……
東京都 17歳・女子
(10)ほどほどに
兵庫県 21歳・女性
(11)人に頼まず、自分でやってみなよ
新潟県 69歳・男性
(12)人は内面に自信がなくなると、外見を飾りたくなる
岡山県 39歳・女性
(13)自分の仕事は自分で見つけろ
福岡県 22歳・女性
(14)募金できるってことは、幸せなことなんだよ
愛知県 45歳・女性
(15)どんなに叱っても、後で必ず一つは褒めろ
岡山県 31歳・男性
(16)出がけに怒るな
宮崎県 61歳・女性
(17)あせらず、やすまず
滋賀県 50歳・男性
(18)朝は希望で起き 昼は努力に生き 夜は感謝で眠る
沖縄県 63歳・男性
(19)やる気、本気、根気の「三気」
千葉県 64歳・女性
(20)心にかけ、言葉をかけ、手塩にかける
熊本県 58歳・男性
(21)信じて待つ
京都府 66歳・男性
(22)相手の親を自分の親と思う
京都府 37歳・女性
(23)継続は力なり
広島県 21歳・女性
(24)早き良し 遅き悪し 丁度良し危うし
熊本県 71歳・女性
(25)他人は自分を映す鏡である
岩手県 48歳・女性
(26)人間味あふれる京都
神奈川県 42歳・男性
こころを洗う書道展
〈書家〉木村泰山
※本書には、以下の33の書を掲載しています
悲しむな 夜が明ければ 朝来たる
踏まれても 根強く忍べ 道の草 やがて花咲く 春の来るまで
あれを見よ みやまの桜咲きにけり 真心つくせ 人しらずとも
徳は元 財は末なり 徳積めば 金は自由になるものと知れ
実るほど 頭の下がる 稲穂かな
恐れを知って しかもそれを恐れない者こそ 真の大勇気者である
夢をもつようにしよう
蒔けば生え 蒔かねば生えぬ 良し悪しの 人はしらねど 種は正直
人の行く ウラに道あり 花の山
おごるなよ 月の丸さは ただ一度
心せよ 順境の次に 逆境あり
総てのことを 善意に解釈するようにしよう
乏しき時与えるは 富みて与えるに勝る
憎くては 叩かぬものぞ 笹の雪
恐るべき 槍先よりも 舌の先 やがてわが身を 突き崩すなり
カメなりと たゆまなければ ウサギ超ゆ
狂いなし 因果の理法 鮮やかなり
かんしゃくの くの字を捨てて ただかんしゃ
出来るだけ他人の長所を発見して ほめるようにしよう
現在は 過去と未来を解く 鍵である
越えなばと 思いし峰に 来て見れば なお行く先は 山路なりけり
知るとのみ 思いながらに 何よりも 知られぬものは 己なりけり
後の世と 聞けば遠きに 似たれども 知らずや今日も その日なるらん
明日ありと 思う心の仇桜 夜半にあらしの 吹かぬものかは
この世で最も不幸な人は 感謝の心のない人である
夕べに熟慮して朝に断行
泣くも夢 笑うも夢ぞ 人の世は 限りある身に 限りなき欲
怒りは無謀に始まり 後悔に終るものだ
こころこそ 心まよわす 心なれ 心に心 こころゆるすな
永久に満ちることなし欲の山
偉そうにする値なぞなき身なり
自分の仕事を愛し熱中するようにしよう
呼べば呼ぶ 呼ばねば呼ばぬ山彦ぞ まず笑顔せよ みな笑顔する