1 『大漢和辞典』編纂、30年の軌跡1
大道をまっすぐに進む
近道を行く者は決して大成しない 諸橋轍次と鈴木一平の熱意
2 『大漢和辞典』編纂、30年の軌跡2
「天下に公約した以上、約束を破るわけにはいかない」
空襲で一切を消失。絶望の中から、再スタート
3 上杉鷹山の財政改革1
「成せば成る 成さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 成さぬなりけり」
私心のない姿勢が信用を生む
4 上杉鷹山の財政改革2
「厄年」や「たたり」は、何の根拠もないデタラメ
迷信に左右されない生き方を貫く
5 上杉鷹山の財政改革3
「父母の恩は、山よりも高く、海よりも深い」
親を大切にするように教え、孝行者には褒賞を与え続ける
6 上杉鷹山の財政改革4
敬老の精神を教え、自ら実践
70歳以上の者は、皆で、心からいたわること
90歳以上の者には、格別の心遣いをすること
7 『三国志』の諸葛孔明
「約束は、一日も違えてはならない」
孔明の強さは、「正直」と「信義」を貫くことから生まれていた
8 日本サッカーの父 クラマー
「サッカーの上達に、近道はない。不断の努力だけである」
日本がメキシコ五輪で、銅メダルを獲得するまで
9 武田信玄、強さの秘密1
「運が悪かった」と嘆いたら、進歩はない
その時、その時、反省してこそ未来が開ける
10 武田信玄、強さの秘密2
腹が立っても、怒ったり、責めたりしない
「鉄の団結」は、厳しさだけで築かれたのではなかった
11 武田信玄、強さの秘密3
不確かな根拠やうわさで、人を非難したり、笑ったりしない
人間関係に深刻な影を落とす原因になる
12 武田信玄、強さの秘密4
先負(凶日)に先制攻撃して大勝利を収めた武田軍
「日の善悪は、迷信にすぎない」と見抜く
13 武田信玄、強さの秘密5
「自分のしたいことより、嫌なことを先にせよ」
目に見えぬ信用や徳となって、実践した人の身に備わっていく
14 秀吉の軍師 黒田如水
偉そうに振る舞うと、皆から嫌われ、やがて国が滅びる
天才軍師が息子に伝授した教訓
15 如水の息子 黒田長政
「腹立たずの会」が黒田武士の団結を強化した
「おやおや、腹を立てないという約束を、お忘れでしょうか」
16 日本人初の南極探検 白瀬矗1
「人間は目的に向かって、まっすぐ進むべきである」
少年時代から、北極探検を夢みる
17 日本人初の南極探検 白瀬矗2
「世間の毀誉褒貶は、雲か霧のようなものだ」
わずか200トンの木造船で、南極へ突進
18 徳川家康と家臣団
「敵の数に驚いて、仲間を見殺しにはできない」
10倍の敵に向かって突撃した、若き日の家康
19 城造りの名人 加藤清正
江戸城を襲った台風の教訓
大雨で崩れ落ちた石垣と、
びくともしなかった石垣は、どこに違いがあったのか
20 坂本竜馬の志1
「わがなすことは、我のみぞ知る」
世間に流されず、自分のやるべきことは、自分で考えて、突き進む
21 坂本竜馬の志2
うわさや風評で、人を非難しない
やがて幕府を倒す竜馬が、幕府の高官・勝海舟の弟子になってしまった
22 坂本竜馬の志3
「日本の洗濯」を目指す竜馬と「日本の雨漏り」を憂える西郷
二人の厚い友情が、歴史を動かしていく
23 坂本竜馬の志4
「正義を唱えたために孤立するのは、男子の本懐だ」
寿命の長さが、人間の価値ではない
24 世界の発明王 エジソン
「人の倍、努力しているから、人の倍、成功して当たり前だ」
99回の失敗の後に、1回の成功がある
25 法然上人の父の遺言
報復は、恨みの連鎖を生む
「父のことを思ってくれるなら、愚かな仇討ちをやめてもらいたい」
26 源氏の武将 熊谷直実1
一谷の合戦で、平敦盛を討つ
無常と罪悪に驚き法然上人のもとへ走る
27 源氏の武将 熊谷直実2
馬の背に、逆向きに乗って関東へ
「どれだけ武器や軍勢があっても無常の殺鬼(死)は防げない」
28 源氏の武将 熊谷直実3
敦盛が、残された妻子に、最も願っていることは何か
熊谷が、ついに敦盛の妻子と対面
29 「米百俵」と小林虎三郎
「食えないから、学校を建てる」
飢えに苦しむ長岡藩の決断 苦しいからこそ、未来を変えるタネまきを
30 「世界の本塁打王」 王貞治
努力すれば、必ず報われる
「報われないとしたら、それはまだ、努力とはいえない」
31 『忠臣蔵』のメッセージ1
江戸時代に起きた大事件ではあるが、
人間が二人以上集まれば、どこにでも起こる悲劇である
32 『忠臣蔵』のメッセージ2
人を責め、偉そうに批評する吉良上野介
「思いやり」がなければ、二人の関係は、こじれるばかり
33 『忠臣蔵』のメッセージ3
吉良を「虫けら」と見下げる浅野内匠頭
心の中で、相手を切り刻む行為は、恐ろしいタネまきだ
34 『忠臣蔵』のメッセージ4
恥辱に耐えられず、浅野の怒りが爆発
他人の前で叱ったり、バカにしたりしてはならない
35 『忠臣蔵』のメッセージ5
赤穂浪士、義憤という名の「怒り」に燃える
怒りの連鎖を、誰かが止めなければ、不幸は拡散し続ける
36 『忠臣蔵』のメッセージ6
罪を免れた吉良は、何か得をしたのか
悪い行為は、必ず悪い結果を引き起こす
遅いか、早いかの違いだけである
37 円谷幸吉 東京五輪で銅メダル
「マラソンは、ごまかしがきかない」
一流選手になるには、毎日の練習と、真面目な生活態度が肝要
38 英国の文豪・モーム
「成功の大部分は訓練の賜物である」
たとえ本が売れず、食べる物がなくなっても、
夢を捨てずに書き続けた10年間
39 ピンチに強い高杉晋作
「困った、という言葉を、決して吐かない」
活路は、前向きな気持ちから見えてくる
40 「小鳥の医者」高橋達志郎
どんな苦しみに遭っても、
「前向きな心」を持ち続けていけば、必ず道は開けていく
41 武者小路実篤と、あるバスの車掌1
「自分の血や肉になるものをとって、
他はこだわらずに忘れること」
人生に悩む青年に、実篤は教えた
42 武者小路実篤と、あるバスの車掌2
「セミの一生は短い。オレもセミと一緒だ」
この覚悟を持つと、非難や中傷を受けても、
「それがどうした。オレには時間がない」と流していける
43 武者小路実篤と、あるバスの車掌3
太平洋と日本海を結ぶ、さくら道
美しく、はかない桜の花は、
「なぜ生きる」を問い続けている
こころを洗う書道展
〈書家〉木村泰山
※本書には、以下の14の書を掲載しています
あれを見よ みやまの桜咲きにけり 真心つくせ 人しらずとも
眼に見えぬ徳散ずれば財が沸く
呼べば呼ぶ呼ばねば呼ばぬ山彦ぞ まず笑顔せよ みな笑顔する
出来るだけ他人の長所を発見してほめるようにしよう
怒りは無謀に始まり後悔に終るものだ
精出せば凍るひまなし 水車
蒔けば生え 蒔かねば生えぬ 良し悪しの 人はしらねど種は正直
波風も ただ一筋に乗り切らん
この世で最も不幸な人は感謝の心のない人である
自分の仕事を愛し熱中するようにしよう
恐るべき槍先よりも舌の先 やがてわが身を突き崩すなり
殺るよりも劣らぬものは思う罪
悲観すな 千里も一歩 いざゆかん
踏まれても根強く忍べ道の草 やがて花さく春の来るまで