第一部 親のこころ・風の渡る草原(体験談編)
(1)忘れていないよ……
(2)あんたを生んでよかった、本当によかった
(3)この子と一緒に死ねば本望だ
(4)卒業式の大舞台で、息子の言った言葉は今も鮮明に
(5)あなたが「今」を生きていてくれるだけで、お母さんは嬉しいの
(6)目の前に、出張でいないはずの、父の笑顔があった
(7)母のおにぎりを、涙といっしょに呑み込んだ
(8)ボク、お母さんの子供でよかったョ、大好きだよ……
(9)いつも笑っていてごらん。大好きだよ
(10)峠のある夜道を六キロ、一人で届けに行かされた……
(11)母の声、涙、悲しそうな顔が、私の心の支えでした
(12)こんな「親バカ」になるなんて、思いもしませんでした
(13)僕は決してお母さんを恨んではいないよ。すべて悪いのは戦争なんだから
(14)「なぜ、僕を生んだ」と迫った子が……
(15)どうせだめな命なら、あの時、おいしいアイスクリームでもなめさせてあげればよかった
(16)母の涙の力で、私は自分の心を先生に伝え、前に歩もうと思った
(17)親は千里を行けども、子を忘れず
(18)出産を見届けるまでは死ねない
(19)父はプレゼントしたセーターを二カ月以上も着て過ごしてくれた
(20)お母さん、ゴメンネ。生まれてきてゴメンネ
第二部 親のこころ・瑠璃色に輝く海(エピソード編)
1
吉川英治を救った赤い腰ひも
「馬鹿なことはおしでないよ」
「母はいつも自分とともにいる」
2
オペラになった日本の能「隅田川」
「きっと、あの子に会える、それ一つを
明かりにして、つらい旅をしてきたのです」
3
白楽天が「燕の詩」にこめたメッセージ
「帰ってきておくれ」
親ツバメは声がかれるまで叫び続けた
4
「親」の一字から知らされる親心
「無事でよかった。元気でよかった」
母の願いは、これ一つ
5
貧苦と闘い、勉学に励むキュリー夫人
「男の領分ではないのだが……」
母親の代わりまで務めた父親の温かい親心
6
ドイツの文豪・ゲーテの少年時代
「私が生涯に成した業績は、全く母の業績である」
7
「親不孝者」と知れわたっていた頼山陽
「母の満足そうな顔を見るのは、天下の宰相になったよりもうれしい」
8
母の手紙で、生まれ変わった源信僧都
「名誉のために説法するような、似非坊主となり果てたことの口惜しさよ」
9
九歳で死にかけた勝海舟
「息子よ、父がついているぞ」
必死な看病は、七十日間も続いた
10
長者と貧乏人の「宝比べ」
「私の宝は、年々成長し、ますます良くなっていきます」
11
西田幾多郎、娘への手紙
「遠くに離れていても、父の心は、いつもお前の側にある」
12
フランスの文豪・ユゴーの少年時代
子供にとって、父と母の仲が悪いことほど悲しいことはない
13
「国字四書」にこめられた母の願い
「この子を立派に育てるには、まず自分が学ばねばならない」
夫を亡くした母の家庭教育
14
幕末の佐久間象山
獄中のうた
あのホトトギスが人であったら、私が元気でいることを母の元へ伝えておくれ
15
生まれ変わった道楽息子
「天にも地にも、たった一人の子供を勘当することはできません」
16
イソップ物語
父の遺言
「あのブドウ畑には、宝物が隠してある。宝を手にして幸せになるんだぞ」
17
名作
「母をたずねて三千里」
「私の一番小さな、一番かわいそうなマルコ 私の生命」
Dr. あけはしの診療日記
精神科医 明橋大二
「いっぱい心配かけてごめんね。おばあちゃんがいなかったら、今の私はなかったよ」
第三部 親のこころ・花咲ける森(体験談編)
65名分の体験談を掲載しています。