第1章 青空に白い百合
1 エルトゥールル号の遭難
日本とトルコを結ぶ絆 温かい心遣いは、百年の時を超えて語り継がれた
2 富山のくすり屋さん
“先用後利”をキャッチフレーズに
「お金のことは心配せずに、病気になったら薬をのんで……」
3 約束のホームラン
ベーブ・ルースは球場の外でも、子供たちに夢を与えていた
4 将軍・秀忠の居眠り
人の失敗を見て、笑ったり、あざけったりしない優しさ
5 秀吉は、なぜ好かれたのか
うれしいことがあれば、 喜びを率直に表す
6 秀吉の成功の秘訣
不平、不満を言わず、今日は、今日の任務を一心不乱に務める
7 秀吉の偉いところ
叱られたら率直に謝る。 少しもふくれた顔をしない。 反発しない
8 中国の故事の知恵
「刎頸の交わり」が示す和する心の大切さ
9 緒方洪庵が示した 医者の心得
有名になろうと思うな。 利益を得ようとするな。
医者は人を救うことだけを考えよ
10 適塾 の 橋本左内
金持ちか、貧乏人かで、 患者を差別してはならない
11 大根売りの人生を変えたもの
たとえ過ちを犯しても、心から反省すれば、必ず生まれ変わる
12 幸せと不幸の分かれ道
地獄の箸と、極楽の箸は、どちらが長いか
13 高島屋が発展した鍵
「自利利他」は、昔から変わらぬ当店の家風であります
第2章 つれづれ草の薫り
1 客が帰ったあとも、すぐに玄関の戸を閉めない心遣い
2 たとえ字が下手でも、手紙は自分で書くほうがいい
3 約束もせずに、突然、人の家を訪問するのはよくない
4 自分のことばかりしゃべるのは相手を不快にさせる
5 人の悪口を言わない。うわさ話にムダな時間を使わない
6 他人より優れていることは、大きな欠点である
7 日の善悪や縁起を問題にするのは迷信だ
8 人に不安を与えるような デマやうわさを流してはならない
9 ミスを根絶するための大切な心掛け
10 けなされても、笑われても、恥ずかしいと思わず、
熱心に稽古に励む人が「一流」になる
11 春の日の雪ダルマと、人間の寿命は、どちらが長いのだろうか
12 名誉を得れば、幸せになれるのだろうか
13 決意したことは、ためらわずに、すぐに実行すべきである
14 「死」は嫌だからといって逃げていては、 何の解決にもならない
第3章 百万本の秋桜
1 芭蕉と孝行娘の出会い
桜の美しさより、親の恩に報いようとする心の美しさ
2 千利休の戒め
形だけ真似をしようとするのは、実に情けない。自分の特徴を生かせ
3 葛飾北斎の心意気
たとえ自分が損をしても、日本人の信用を傷つけることはできない
4 二宮金次郎の農村立て直し①
妻の理解と温かさが、金次郎に、歴史に残る働きをさせた
5 二宮金次郎の農村立て直し②
荒地よりも、人間の心を耕す難しさ
6 二宮金次郎の農村立て直し③
役人を一喝! 「人の命よりわが身の立場が大事なのか」
7 松下幸之助、伝説の熱海会談
「相手が悪い」と思っているうちは、どんなに議論しても解決しない
8 YKK・吉田忠雄①
「他人の利益をはからなければ、自らも栄えない」
カーネギーの言葉を人生の指針に
9 YKK・吉田忠雄②
「常に相手を思いやる優しさ」を実践し、世界のファスナー王へ
10 手紙は、心と心の交流
トルストイは、学生からの手紙に感動し、温かい返信を書いた
11 貧しさと闘うミレー
名画家の極貧時代を救ったのは友人の温かいウソだった
12 失敗して抜擢された男
「居眠りしました」と、正直に謝る青年に、 主君は、大きな仕事を任せた
13 日本一の画家と、名もなき庭師
手ですることを、足でするようになっては、信用されない
14 「もったいない」のルーツ
美男子の阿難は、五百人の美女から木を寄進された
15 みなしごサーヤと給孤独長者
にっこり笑うと、気持ちが和らいできます。周囲の人の心も明るくなります
16 祇園精舎の建立
「私一人でも建てられるが、より多くの人に参加してもらおう」
給孤独長者は布施を呼びかけた
第4章 野に咲く色とりどりの花
読者から寄せられた体験談を24編掲載しています。