子どもがいじめにあっていると分かった時、「弁護士に相談しよう」と思う人は、どれだけあるでしょうか。まずは学校やスクールカウンセラーに相談するのが一般的です。
しかし、いじめはれっきとした犯罪です。
「いじめくらいで」と思わず、相談相手の中に、ぜひ弁護士を入れてほしいと著者は訴えています。
本書では、暴行、金銭の被害、学校内ストーカー、中傷メールなど、さまざまな事例を取り上げ、相談者といじめた側、学校との間に弁護士が入って、実際にどのように解決できたのかを、分かりやすく紹介します。
また、逆に子どもが加害者として逮捕されてしまった場合、子どもが警察や裁判所でどのような扱いを受けるのか、弁護士にはどのように相談すればいいのか、などについても詳しく説明しています。
「相談費用はどのくらい?」など、誰もが気になる疑問には、Q&A形式で、具体的に答えます。
わが子もいじめにあい、悩んだ経験のある著者が他2人のベテラン弁護士とともに、ママ目線で、分かりやすくつづりました。
『子育てハッピーアドバイス』シリーズの著者である明橋大二医師の寄稿「精神科医のアドバイス」も掲載されています。
わが子を、いじめや事件から守るために、ぜひ一読しておきたい1冊です。
※この本は、平成17年に発刊した『子どもの心』の増補改訂版です。