新装版 こころの朝 自分らしく自分の夢を持って生きれば、道は開けてゆく

  • 木村耕一(編著)

定価 ¥1,210 税込

内容紹介

平成17年発刊のベストセラー『こころの朝』の新装版ができました。

ちょっとした一言や、アドバイスが、人生を変えることがあります。

私たちが直面する困難や苦しみは、人生の大先輩たちも味わってきました。
上杉謙信などの戦国武将、明治の実業家、シュリーマンなど西洋の偉人等のエピソードから、その成功と失敗の原因を見つめ、人生のプラスになる教訓を紹介します。

また、有名な「イソップ寓話」の中から、親子で読める25の物語を掲載しました。

イソップ寓話には、子供でも理解できるやさしい話の中に、とても深い人生の知恵が隠されています。
そのほか、トルストイが絶賛した東洋の寓話「人間の実相」、全国から募集した「私に元気を与えてくれる言葉」も収録しています。

もっと明るく生きるためのヒントが満載! 読めばきっと道が開けてくるはずです。

執筆者プロフィール

書籍の感想

  1. すべて生活の大きな糧になる – 新装版 こころの朝

    すべての内容は、生活の大きな糧となるが、中でも138ページの「自分の行為が、どういう結果を引き起こすのか、よく考えてから行動せよ」は、真にその通りである。人は、毎日の行動によって、富豪にもなるし、貧乏にもなる。現状をよく見て、しっかり努力することが人生を豊かにする。 (沖縄県 74歳・男性)   本書は我々が忘れがちだった、日頃当たり前のこと、当然のように暮らしている幸せを思い出させてくれました。本書の1章1章を、ことあるごとに読み返し、心静かに生きたいものです。 (北海道 63歳・男性)   第1章の「歴史に学べば、道が開ける」というタイトルに感動いたしました。年齢を重ね、私自身、そう思うようになりましたから。内容がとてもわかりやすく綴られていて、歴史に興味を抱きつつある学友にプレゼントしたくなり、書店へ。書にほれぼれ。勉強になります。第4章もよい企画です。 (島根県 78歳・女性)

    2014.04.09

  2. 大人のためのイソップ寓話、心にしみる – 新装版 こころの朝

    大人のためのイソップ寓話は、とてもおもしろく、心にしみました。子供の頃に読んだ本が、こんなに生きてゆくヒントになるとは思ってもいませんでした。 (福岡県 46歳・女性)   今の世の中、何か違っている。明るく、強く生きてゆかなくてはと自分に言い聞かせても、へこんだりします。今年4月から中学1年生になる孫に、入学祝いとしてあげようとすぐ思いました。これから急成長する年齢の孫に、ぴったりの本だと思います。迷い、悔しさ、苦しみ、悩み、失望の負のとき、この本から明るい先へ導いてもらって、強く生きてくれればと思い、プレゼントします。本は人生の教科書、また人を成長させてくれますから。 (熊本県 70歳・女性)   自分らしく自分の夢を持って生きれば、道は開けてゆく……。明日を生きる心の持ち方で、明るくなることを改めて教えていただきました。 (神奈川県 77歳・男性)

    2014.04.09

目次

第1章 歴史に学べば、道が開ける

1 夢を持ち、夢を追うと、生きる力がわいてくる
~夢を掘り当てた人、シュリーマン①

2 目的が大きければ大きいほど、達成への苦労も大きくなる
~夢を掘り当てた人、シュリーマン②

3 「私の金儲けは、生涯をかけた 大目的を達成する手段にすぎない」
~夢を掘り当てた人、シュリーマン③

4 他人の目を気にせずに、自分らしく、自分に恥じない生き方を
~上杉謙信の、生きる道

5 失敗や敗北には、必ず原因がある。
「運が悪かった」とアキラメては進歩はない
~無敵、武田軍団の秘密

6 権威や伝統に左右されず、
流行や周囲の考えにとらわれず、自分の目で確かめて歩んでいく
~坂本竜馬、日本初の新婚旅行へ

7 どんなに苦しくとも、
「約束は必ず守る」を貫いていると、大きなチャンスがやってきた
~服部時計店、大飛躍の秘訣

8「そなたは、人間に生まれたことを、どのように思っているか」
釈迦の問いに、何と答えるか
~「盲亀浮木の譬え」が示す命の重さ

9 人をバカにしたら、そのしっぺ返しは、何倍にもなって襲ってくる
~一杯のスープが国を滅ぼす

10「この衣を返したら、舞を見せずに、天に昇ってしまうつもりだろう」
「いいえ、うそ偽りは、人間界にしかないのですよ」
~世阿弥の『羽衣』

11「苦しみよ、来るなら来い。
どこまで耐えられるか、試してやろうじゃないか」
~山中鹿介の誓い

12「もう九割以上、成功したようなものだ」
この慢心と油断が、信じられない敗北を招いた
~桶狭間の戦い①今川義元の破滅

13 本当の敗北は、「もうダメだ」「負けた」と思った瞬間から始まる
~桶狭間の戦い②織田信長の勝利

14 あせらずに、一歩一歩……。下積みの苦労が秀吉を天下人にさせた
~豊臣秀吉の夢

15 相手の好意を、ありがたく受け取る人は、成功する
~豊臣秀吉の松茸狩り

16 利家は、若い家臣に、「叱られる者の心得」を教えた
~加賀の大名、前田利家

17  とっさの場合に、どう判断を下すか
常識にとらわれない大胆な発想が、大坂を洪水から救った
~洪水を防いだ石田三成

18 「そなたの秘蔵の宝は何か」
家康の意外な答えに、秀吉は顔を赤らめ、沈黙した
~秀吉と家康の宝比べ

19 目上の方に、自分の考えを押しつけたり、
教えるような態度をとってはならない
~城造りの名人、藤堂高虎

20 寄付は、金額の大小よりも、その心がけが大切
釈迦に灯を寄進した貧しい女性
~長者の万灯より貧者の一灯

21 「家の中を、すみずみまで掃除すべし」
当たり前のことを実践してこそ、人並み以上の仕事ができる
~伊達政宗、引っ越しの心得

22 自分の非を素直に認めず、言い訳したり、
他人のせいにするのは、非常に重い罪である
~伊達政宗の書状

23 小さな修正に時間をかけず、見かけだけ
いいものを作っても、決して、人の心を打たない
~彫刻家、ミケランジェロ

24 パスツールは、成績のよい子ではなかった
偉人の親は、どのような育て方をしたのか
~伝染病から人々を救ったパスツール①

25 人の二倍、三倍の時間をかけて努力すれば、必ず追いつき、追い越せる
~伝染病から人々を救ったパスツール②

26 「金儲けのために研究しているのではない。
世界中の人々に幸福を与えることが、私の願いである」
~伝染病から人々を救ったパスツール③

27 失業した武士が研究開発した新商品
清水次郎長も、山岡鉄舟も、「あんパン」にほれこみ、全国へ宣伝
~木村屋のあんパン

第2章 大人のための「イソップ寓話」

1 感謝の心を失い、恩を仇で返す者は、必ず破滅する
~ブドウの葉を食べたシカ

2 調子のいい時が、いちばん危ない
~ライオンに挑んだ蚊

3 自分の行為が、どういう結果を引き起こすのか、よく考えてから行動せよ
~井戸へ飛び込んだヤギ

4 困っている人があれば、親切にしてあげよう
~池に落ちたアリ

5 名誉欲が、不幸を招くことが多い。しかも死ぬまで捨て切れない
~ネズミとイタチの戦争

6 悪意を持っている人には、何を言っても通用しない
~オオカミにねらわれた子ヒツジ

7 心の影におびえず、しっかりと前を見て進みたい
~うろたえたライオン

8 お金は、使うためにある。使わないお金なら石と同じ
~金塊を盗まれた男

9 苦しみの原因を見誤ると、何の解決にもならない
~夜明けを告げるニワトリ

10 人の悪口を真に受けて、仲間や友を疑ってはならない
~三頭のウシを食べたライオン

11 逆境の時こそ、落ち着いて物事の判断を
~「福の神」を売る男

12 恋の炎は、理性を焼き尽くし、先のことを見えなくさせてしまう
~人間の娘に恋したライオン

13 地位や名誉のある人が、幸せとは限らない
~ウマをうらやんだロバ

14 金の卵を、毎日、手に入れるようになっても、
人間の欲は満たされない

~金の卵を産むニワトリ

15 自慢話は、人を不快にさせたり、傷つけたりする
~ツルの反撃を受けたクジャク

16 どんな時でも、人を見下げて威張ってはならない
~ロバをののしったウマの末路

17 苦しみに直面した時、時の流れを待つのも一つの解決法である
~腹のふくれたキツネ

18 知らないことを、知らないと言うのは、恥ではない
~ワシとカタツムリ

19 人には向き、不向きがある。
同じことができないと嘆くよりも、得意な分野を伸ばすほうがいい
~小イヌのまねをしたロバ

20 動物でさえ、「恩返し」を忘れない
~ワシに助けられた男

21 お互いの役割、立場を尊重し、協力してこそ、力が発揮される
~腹と、手足などの争い

22 不幸や災難に遭った時に、離れていく友は、本当の友ではない
~突然、現れたクマ

23 何事も、簡単にあきらめてはならない。知恵を巡らせば、結果は大きく変わる
~喉の渇いたカラス

24 危険は不意にやってくる。普段からの備えが大切
~牙を研ぐイノシシ

25 過ぎたことを、いつまでも嘆かず、今、ここから、やり直せばいいじゃないか
~波を数える男

第3章 トルストイが絶賛した東洋の寓話「人間の実相」

1 ロシアの文豪・トルストイが絶賛
~「これ以上、人間の姿を赤裸々に表した話はない。
単なる作り話ではなく、誰でも納得のゆく真実だ」

2 人生は「旅」に似ている
~自分は、どこから来て、どこへ行くのか……。
旅の目的が分からないから不安が尽きない

3 人生は「ひとりぼっち」の旅である
~どれだけ大勢の人に囲まれていても寂しいのは、
自分の心を分かってくれる人がないから

4 毎日、誰かが死んでいる
~命の短さが、身にしみて感じられるようになるほど、
人間は人間らしい生活を営むようになる

5 自分も必ず死んでいく
~欲、怒り、愚痴で、悪をつくり続ける人間は、死んだら、どこへ行くのか

第4章 私に元気を与えてくれる言葉

(一般公募した26の体験談を掲載しています)