内容紹介

お母さん、お父さん、ごめんね

何万回、言っても足りない「ありがとう」

エピソード集と、読者から寄せられた体験談で親子の絆をつづる人気シリーズ「親のこころ」。

好評の体験談編では、たくさんの応募の中から、71名の作品と、女子レスリング金メダリスト・吉田沙保里選手の母親、吉田幸代さんの「親のこころインタビュー」を掲載しています。

第二部の吉川英治「わが母」「わが父」への思いでは、英治が父母への思いを書き留めた随筆を紹介。
また、爆発的な反響を呼んだ小説『宮本武蔵』の中から、有名な『父母恩重経』を引用している場面を掲載し、お杉ばばを通して、強く深い親の心をつづります。
さらに、『父母恩重経』の分かりやすい意訳を第三部に、巻末には全文を掲載しました。

執筆者プロフィール

書籍の感想

  1. ずっとずっと続けて出版してほしい心の宝です – 親のこころ3

    子供の時に母がいろいろ教えてくれたことなどを思い出しました。 「親孝行したい時には親はなし」と、本当に思いました。 どこを読んでも涙が出ました。ありがとうございました!! (静岡県 61歳・女性) とても涙が出るくらい、親を改めて思いました。 いい文ばかりで、体験談も、とてもよかったです。 また買いたくなる本です。 (秋田県 69歳・女性) どの親も、子供も、後悔することがあっても、愛を持つ心はひとつです。 涙することばかりです。 このような本は他にありません。 ずっとずっと続けて出版してほしいです。 心の宝です。 『親のこころ』の本は。 (青森県 71歳・女性) 亡き夫は吉川英治の『宮本武蔵』が大好きでした。 そして「父母恩重経」が書かれていることに驚き、求めました。 文中には両親への感謝の言葉が山ほどあり、涙して読みました。 (鳥取県 女性)

    2014.07.11

  2. 両親に「ありがとう」を言いたくなりました – 親のこころ3

    両親は、遠く離れた所で暮らす私のことを、いつも心配し、また応援してくれています。 本書を読んで、改めて親の偉大さを実感しました。 いつもは恥ずかしくて伝えられない「ありがとう」を言いたくなりました。 (山梨県 20歳・学生) 母の日にちなんで、購入してみました。 自分の親を思いながら……。 そして、自分の子供たちにも、親の気持ちを分かってもらいたいと……。 思いがいっぱい詰まった、感動的な本でした。 (神奈川県 57歳・女性) あまりにも感動的で、涙して読みました。 特に『宮本武蔵』空の巻の所や、『父母恩重経』が分かりやすく意訳してある所等々、とてもよかったです。 今また、第1弾の『親のこころ』を読み直しています。 何回読んでもすてきです。 (福井県 71歳・女性) 「吉川英治の小説は、なぜ、心を引き付けるのか」の内容がよかった。 父母恩重経の意味を初めて知った。 『親のこころ3』からは、懐かしい思い出だけが、頭の中に浮かびます。 (東京都 64歳・男性)

    2014.07.11

目次

第一部 お母さん、お父さん、ごめんね(体験談編)

  1. お母さん、あの時はごめんね。バナナだヨ
  2. 無事着いたよ、という連絡をもらうまでは、母ちゃん、安心できないのだから
  3. 父の自転車の前に乗せられた小さな私は、笑っていた
  4. この子が助かるなら自分の命も惜しくない
  5. あとで父ちゃんも可哀相なことをしたと、悔やんでいたよ
  6. あの娘はわしの希望やと言ってなあ……
  7. 今は亡き主人が、息子へ残してくれた愛と優しさ
  8. おまえを大切に思うし、愛しているよ
  9. 毎日四年間、お月様を見て拝まない日はなかったぞ
  10. 娘は私の体にしっかりとつかまり、大自然を風を切って走った
  11. 疲れているんだから、寝かせてやれ
  12. 早く見えるようになっておくれ。私が代われるものなら代わりたい
  13. 「ちかこ、やっとおぼえたね」  翌日、母と幼い私を残し父は旅立った
  14. いつか別れがくる…… いつまでこうして母と会うことができるのか
  15. 母は私の掛け布団を掛け直し、静かに出ていった
  16. 私が死んだら、残されたあの子たちはどうするのだろう
  17. おまえにはこの家がある。いつでも帰ってこい
  18. ドナーになってくれた母へ伝える感謝の気持ち
  19. こんなに愛して育ててくれたのに、言うことを聞かない悪い娘でごめんなさい
  20. あんたの赤ちゃんの時の写真を握り締めてね……

 

親のこころインタビュー

吉田幸代さん(女子レスリング金メダリスト・吉田沙保里選手の母)
「生まれてきてくれてありがとう」
どんな時も、子供に伝えたいのは、それだけです

 

第二部 吉川英治 「わが母」「わが父」への思い

  1. 「僕は、非常に、ゆたかな、両親の愛に育まれて来た」
    吉川英治の小説は、なぜ、心を引き付けるのか
  2. 『宮本武蔵』が伝える、親のこころ
    小説に引用された『父母恩重経』
  3. 『宮本武蔵』空の巻より 吉川英治
    仮名がき経典

 

第三部 お釈迦さまが説かれた「親のこころ」(父母恩重経)

父母の恩の重きこと、天の極まりなきが如し

 

第四部 百万回、言っても足りない「ありがとう」(体験談編)

  1. 母から届くエンピツの便り 「仕事は慣れたか……」
  2. 剛健な母を二度と泣かせまいと、少年の心に思った
  3. 母は細い手で、私の顔を何度も何度もなでてくれた
  4. 物言えぬわが子と二十一年。いつの日かまた、出逢いたい

ほか47名の体験談を掲載