生きる意味 109 後悔のない人生のための世界の偉人、天才、普通人からのメッセージ

  • 長南瑞生(著)

定価 ¥1,430 税込

内容紹介

あなたは今、幸せですか?

「幸せなんだけど、何かむなしい」「何かが足りない……」という心はどこからくるのでしょうか。

日本はこの50年で、経済が6倍も豊かになったのに、実は「生活満足度」がほとんど変わっていません。
また、「年収700万円を超えると、幸福度は下がっていく」という信じられないような研究結果も出ています。
「生きる意味」とは、「何のために生まれてきたのか」ということです。
ドイツの哲学者カントも、ロシアの文豪トルストイも、私たちが、毎日生きているのは、幸せを求めてのことだと言っています。
ところが、人類は、飛躍的な経済成長を遂げたのに、心からの安心も満足もありませんでした。
ゲーテもピカソも、水戸黄門も、「人生は苦しい」と証言しています。
お金、名誉、地位、財産……。すべての人がこれさえあれば、と思っているものが、有っても、無くても喜べる、本当の幸せを、本書で明らかにします。

執筆者プロフィール

書籍の感想

  1. 後悔のない人生のために読みました – 生きる意味 109

    後悔のない人生のために、読みました。米寿を迎え、今まで生きてきて、何を目標に、何を目的にして、今まで生きてきたか、どんな意味があったか、反省し、これからの目標を何にしたらよいのか、参考にさせていただきたい。なかなか難しいが、頑張ってみたい。 (神奈川県 88歳・男性)   一度、二度読み返しただけでは、自分のものにならないほど、生きるということを深く考えさせられる。素晴らしい内容だと感じております。 もう少し時間をかけて、じっくり、いつまでもいつまでも読んでいたい。そんな愛読書のひとつになりそうです。 (北海道 40歳・女性)   「はじめに」の部分で、適切な問題意識を与えられた。 古今東西の賢人たちが、こんなにも多く、人生について、自分の考えを発信しているのに驚いた。 久しぶりに何回も読み返したいと思う本に出会った。折に触れて読み直して、人生について考えてゆきたい。 (奈良県 78歳・男性)   何かに困っているわけでもなく、何かがほしいわけでもない。幸せだと思うけど、心からの安心や満足もない。 今の私の心境にぴったりでびっくりしました。同じように思っている人がいるんですね。 (愛知県 56歳・女性)   50歳を過ぎて、生きる意味を自分に問いかけていましたが、答えが見出せずにいましたところへ、まさにぴったりの本書と出会いました。大分心が軽くなりました。 緑線の二色刷り、あまり見かけませんが、大変よかった。読みやすいです。ありがとうございました。 (千葉県 54歳・男性)

    2015.03.05

  2. 幸せに2つあるということがよく理解できました – 生きる意味 109

    分かりやすく、良いと思う。現在の情勢と偉人たちとを絡ませて説明してあり、なるほどと思います。CD化を強く希望します!! (愛知県 51歳・男性)   幸せに2つあるということが、大変わかりやすく書かれていて、よく理解できました。人間とはどういう生き物なのか。人間に生まれたからできること。最悪な生き物に、一筋の光を投げかけられた。 (広島県 55歳・女性)   全ての偉人たちは、人生の意義を理解することなく、また、自分の業績に満足することなく、死を迎えていたことに驚きました。「死」について知りたくなりました。 (広島県 69歳・男性)   大変わかりやすい内容です。世界の偉人、天才のメッセージがよい。 (奈良県 72歳・男性)   全体に難しい問題を分かりやすく解説されており、よく理解できた。人生の目的が幸せになること、幸せには、相対的な幸せと絶対的な幸せがあるとの解説はよく理解でき、本書を購読してよかったと思っている。 (千葉県 78歳・男性)

    2015.03.05

目次

1章■あなたは今、幸せですか?

・「幸せなんだけど、何かむなしい」「何かが足りない……」という心はどこから?

・「高収入は、幸福感と関係ない」驚くべき発見をしたアメリカの経済学者

・日本は、経済が六倍も豊かになったのに、なぜ、「生活満足度」が変わらないのか

・衝撃の研究報告「年収七百万円を超えると、幸福度は下がっていく」

・お金、財産、名誉、地位……有っても無くても、苦しんでいることに変わりはない

・生活水準が高まったからこそ、「生きる意味」を求める時代に入った

・1章まとめ

2章■私たちは、一体、何のために生きているのか

・「生きる意味」とは、生まれてから死ぬまでにこれ一つ果たせば大満足といえるもの

・人生の終着点は「死」。必ず死ぬのに、なぜ、頑張って生きるのか

・「人間に生まれたこと」は、なぜ、喜ぶべきことなのか

・人間に生まれる確率は、宝くじに連続して当たる以上に低い

・水戸黄門もニーチェも、「人生は苦しい」と言っている

・「人間に生まれてよかった」と喜べるのは、どんな時?

・2章まとめ

 

3章■生きる意味について、よくある七つの間違い

・「生きる目的が分からない人」よりも、「間違った目的を信じ込んだ人」のほうが、幸せから遠ざかってしまう

・ よくある間違い1
「生きるために生きる」という考え
アニマルな生き方では、あっという間に人生は終わってしまう

・ よくある間違い2
「成長するために生きる」という考え
頑張って苦しみを乗り越え、どこへ向かって成長するのか

・ よくある間違い3
「他の誰かのために生きる」という考え
子供が独り立ちし、定年を過ぎても、そういえるのか

・ よくある間違い4
「愛のために生きる」という考え
最後は自分か相手のどちらかが死んで、別れていかなければならない

・ よくある間違い5
「自己実現のために生きる」という考え
やりたいことには限りがないが、命には限りがある
・自己実現を追求した著名人の証言

・ よくある間違い6
「生きたあかしを残すために生きる」という考え
人生は夢・幻のようにはかないもの
「生きたあかし」は、やがて必ず消えてしまう
・トップレベルに生きた七名の証言

・ よくある間違い7
「生きること自体が大事」という考え
人生マラソンを走っていくと、やがて見えてくるのは崖っぷち

・なぜ、歴史上の天才たちでも、心からの安心、満足を得られなかったのか

・「生きる目的」を見失ったまま、医学、経済、科学は発展し続けている

・夏目漱石は、目的が分からないまま生きることの恐ろしさに気づいていた

・生きる「目的」と「手段」の大きな違い

・松下幸之助、徳川家康は、人生の大事業を成し遂げた、といえるのか

・3章まとめ

 

4章■「生きる意味」は、一流の文学者、心理学者、哲学者でも分からない

・悲劇の人生で終わらないために、本当の「生きる意味」を知ることが必要

・豊かな感性で人生を描き出す文学者の言葉
・人間の心の専門家、心理学者の言葉
・生涯かけて真理を探究した哲学者の言葉

・仏教では、二千六百年前から「生きる意味」の答えを教えている

・4章まとめ

 

5章■ハイデガー、ユング、アインシュタイン……
二十世紀を代表する知識人が、仏教の素晴らしさに驚いている

・釈迦は若い頃、あなたと同じことに悩み、本当の「生きる意味」を発見した

カピラ城の太子として誕生/幼い頃からスポーツ万能、勉強もトップ/何かに悩み始めた太子/四門出遊──大きな衝撃を与えた事件/太子の三つの願い/ついに真実の幸福を求めて城を出る

・釈迦は一生涯、何を説いたのか

・仏教が西洋へ与えたインパクト
教えの素晴らしさに驚いた知識人たちの声

・5章まとめ

 

6章■「幸せに二つある」ことを知らないから、どんなに努力しても幸福になれない

・すべての人は、いつまでも変わらない幸福を求めている

・勉強するのも、働くのも、幸せになれると思うから

・お金、財産、地位、名誉……
人と比べなければ喜べない「相対の幸福」

相対の幸福の弱点1 どこまで求めても、キリがない
相対の幸福の弱点2 何を手に入れても、喜びは続かない
相対の幸福の弱点3 死んでいく時には、総崩れになる

・6章まとめ

 

7章■どんな人でも、生死の一大事を解決すれば、「絶対の幸福」になれる

・「死」は、私たちの人生に、最も大きな影響を与える大問題
死の大問題の特徴1
すべての人が直面し、必ず負ける戦い
死の大問題の特徴2
いつ、どこから襲ってくるか、分からない
死の大問題の特徴3
火事より、交通事故より恐ろしいのに、誰も準備をしていない

・「生死一如」の教え
「生」を台所とすれば、「死」は便所のようなもの

・人生を「飛行機」に例えると……
燃料が切れて墜落する前に

・名著『歎異抄』には、絶対の幸福を「無碍の一道」と

・「絶対の幸福」になったら、心の風景はどう変わるのか

・「仏教を学びたかった……」
二十世紀最大の哲学者ハイデガーの後悔

・目先のことに追われる前に、人生最大の問題の解決を

・7章まとめ