第一部 若葉と光のしずくたち
1 休暇
2 全人類の真相
3 しばらくの縁
4 “ありがとう”の言葉
5 真実
6 まいたタネ
7 慢心
8 明日のことを今日する
9 食べる意味
10 難しいのは
11 根源的矛盾
12 笑やかな顔
13 いつでも己を磨く
14 欲にふり回されず、自己に逆らっていく
15 反省
16 やめなさい
17 極悪人
18 物品を購入する時
19 信ずる
20 ほんとうの味
21 焦って焦らず
22 佐渡オケサ
23 最も大きな結果
24 如来からの休暇
25 沈むな、浮かぶな
26 トンネルを掘った人たち
27 よりおそろしい慢
28 立ち向かう
29 一日生きる
30 見えないものへ
31 気がついたら
32 誤解が解けたら
33 苦しい道
34 功を成す
35 選び抜かれた最短の道
36 よい縁を求め、よい縁を大切に
37 おねだり
38 欲こそ恐ろしい
39 そうじで一番大切なのは
40 ここぞ
41 ものさし
42 難しいのは
43 なぜ
44 成功
45 疑問
46 言い難い
47 やれやれの時
48 結婚して面くらわないために
49 我が身を滅ぼす
50 自因自果
51 自己との戦い
52 恋を失った時
53 できぬ理由
54 ムダな努力
55 それぞれの境界で、値が違う
56 平成(平和に成る)
57 やさしさばかりでは
58 本当にこれでよいのか?
59 子供を叱る時は
60 台本にないこと
61 道
62 気をつかう
63 藤の花
64 真実の厳粛さ
65 忍耐
66 秘訣
67 宿縁だもの
68 無形の宝
69 ひたすらタネをまく
70 すばらしい実
71 やまぬ風
第二部 海からの風物語
72 世の中、なんと不平等なことか しかし、それぞれの役を演じて舞台裏に戻れば、人間なんの違いもない
73 真の愛を見失っていないか 大学卒の立派な獅子に食い殺されている人の、いかに多いことか
74 どんなに気に食わぬ相手でも、「しばらくの間だけ」と思えば、懐かしくなる ―泥棒に金を与えた名僧
75 誠実に暮らしていても、あらぬウワサや中傷に、悩み苦しみ腹立つことがある 酒屋の娘をはらませた禅僧
76 人生には時として、一度に災難が降りそそぐ 一つ一つ誠心誠意、対応してゆけば、思わぬ道が開けてくる 剣豪・千葉周作の必勝法
77 小を軽視する者は、大を失う 青年たちの未来に、ジェームス・ヒル社長が訴えたこと
78 「いかほど顔や姿が美しくとも、心の汚れている者は醜い……」 玉耶姫を、優しく諭される釈迦
79 ご恩をありがたく感謝する者は成功し、恩を当然と受け流す者は信用を失い、恩を仇で返す者は身を滅ぼす 豊前の農夫と蛇の卵
80 「断じてこの母を、ウソつきにしてはならないぞ」 貧しい家に生まれたガンベッタが、フランスの大政治家になるまで
81 「まだ分からんのか!」 “できること”と、“できないこと”がある 真剣にやってみない人には、どちらも分からない
82 ある高僧の臨終の言葉 「死にともない、死にともない」 誰しも究極の願いは変わらない
83 災いは他人に、幸せは自分に来ると、みな思っている 茗荷の料理ずくめにした宿屋の夫婦
84 信長の野望を打ち砕いた真宗門徒の力は、どこからきたのか 石山本願寺を守った信仰の団結
85 世の中、思うままにはならないもの 金持ちだが、器量が悪い。美男子だが、貧しい……
86 「泣いて馬謖を斬る」 大事を成さんとする者は、時に、この英断が必要となる
87 惑える者よ。早く悪夢より覚めて、無上道に入れ 仏弟子となったオークツマラ
88 「こうまでしてくださらないと分からない私でした」 愛児を亡くしたキサーゴータミー
89 「孫悟空、この山を征服せり」 精一杯、飛んだつもりでも、そこは釈迦の手のひらの中だった
90 形にとらわれて、その心を失えば、哀れむべき道化役者となる 少年時代に水ガメを割った司馬温公
91 「言うは易く、行うは難し」 チョビヒゲ紳士との相克 学生時代の思い出
92 説法を聞いている時に、居眠りしてしまったアナリツ その後の深い反省から、「釈迦十大弟子」に生まれ変わる
93 人のふり見て、我がふり直せ「君のボタンも、はずれているよ……」
94 人はみな、名誉を追って走り、利益を得ようと争っている 大河を往来する船は、一日に何百艘あるか
95 一切のことは急いで急がず、急がずに急ぐことが大切 リスの暗示に励まされた釈迦
96 情けは人の為ならず 強いばかりが能ではない―織田信長と、徳川家康の違いは、どこにあったのか
97 鶴に学んだ、健康長寿の秘訣 「食べ過ぎは短命のもと。常に、腹八分を心がけている」 信長に答えた老料理人
98 「オレは近道が好きじゃから」とは言っても、すべて通らねばならぬ道がある
99 名君・徳川家光の人材育成法 真のウソと、偽りのウソを、聞き分けよ 子供の教育にも通じる大切なポイント
100 不屈の精神で勉学に励んだ勝海舟 八冊の洋書を写し終わるまで二年間、毎晩十二時以降に通う
101 九十九パーセントの正直も、一パーセントの不正直で崩れ去り、一生を棒にふる者が多い 加賀の前田公のメンタルテスト
102 つい本音をもらした大石内蔵助 濁った池に身を潜める魚を、じっと狙い続けるカワセミ
103 コーモリ傘をさしたのに、全身ずぶ濡れになったお爺さん 聞き誤りが、どれだけ人間関係を損ねていることか
104 夫婦ゲンカは、犬も食わぬ 「殺すぞ」「実家に帰る」と言うのも愛情のうち、なのか
105 一身を捨ててかかれば、何事も成就せぬことはない 果たし合いを申し込まれた武士の覚悟
106 一切のことに細心の配慮を注ぎ、機転をきかさねば、大成できない 田沼意次の少年時代
107 できもしないことを口先だけで、シャアシャアとしゃべりまくる そんな者は、死んで、何に生まれ変わるのか
108 吉崎炎上と本光房了顕 「そなたに守られた親鸞聖人の著作は、必ずや世界の光となって、人々を真実の幸福に導くであろう」
109 他人の批評に一喜一憂していては、何事も成し遂げることができない 小馬を売りにいった親子
110 無法な横恋慕に、一世の美女が選んだ道 『平家物語』の時代に、世を騒がせた事件
111 「この身体は、誰のものですか」 肉体が丸ごと入れ替わっても、私は私。現代に通じる大号尊者の叫び
112 「おいどんは、いつでも人を相手にしてはおらん。何と言われようが、よかよか」カラカラと笑う西郷隆盛
113 「人は多く酒で失敗する。オレは生涯、飲まないぞ」 首相の前でも信念を貫いた大倉喜八郎
114 「形ある物は、必ず壊れる。時節到来とは、なんと恐ろしいことでございますね」 トンチの一休、師匠をまるめこむ
115 価値が分からないから、大きな損をしている 一枚の絵を、黄金より高いとうなる人、畑の芋より安いとけなす人
116 「私が、これだけやっている」 自惚れが怒りの元であり、苦しみの根源であろう
117 「君を幸せにできるのは僕だけだ」「あなたと一緒になれたなら何もいらない」移りやすきもの、それは人の心である
118 怒りは敵と思え 一人の怒りが、どこまでも波及し、一切を焼き払ってしまう
119 「この絵はウソだ」母親が子供にご飯を食べさせる時は、まず、自分の口を開けて与えるものです 体験しなければ、分からないこと
120 「身体を火の中へ投げ込めば、天国へゆける」 迷信邪教を信じていた夫婦の末路
121 「限りなき欲の奴隷に、私はなりたくはない」 仏門に入った紀伊国屋亦右衛門
122 へそが身体の真ん中にいるわけ 老人の存在意義と、嫌われないための心得
123 今日は、お奉行さまご多忙で、お調べがありません 遺産分配で争っていた兄弟