私は27歳で初産。仕事も辞め、日々子育てに奮闘中です。
何もかもが初めてで、「何か育児に関するいい本はないかな……」と、いろいろ探していた時に「この本は他の本と違い、本を読むことが苦手な私でも力を抜 いて読める本なのかな？」と思い、購入し、帰ってから一通り読み、その後、出番がないまま押し入れにしまい、数カ月が経ったある日の11カ月になったばかりの息子が突然の嘔吐。「母乳を飲み過ぎたのかな？」と思いながら、抱っこしてお散歩に行き、帰ってきて、しばらくしてか らまた嘔吐。「あれれ……」と思っているうちに、少し元気もなくなってきたので、急いで押入れにしまってあった『子育てハッピーアドバイス 知っててよ かった 小児科の巻』を引っぱり出しました。
最初から読み直しながら、とにかく脱水症状が心配で、「母乳を飲ませようか」「イオン水を買ってきて飲ませようか……」と、あたふたしながら自分の心を落ち着かせました。
何度も何度も本を読み、「吐き始めの３～４時間は何も飲ませないようにすることが大切です」と書いてあり、その説明に書かれていたことにも納得できたので大丈夫！と、不安を取り除くことができました。
旦那が帰ってきてから本に紹介されていた「＃8000」に電話をして症状を話し、夜間急病診療所へ連れて行きました。病名は、最近子供の間で流行ってい る「ロタウイルス」だろう、と診断され、重症ではなかったため、点滴の必要もなく、座薬と飲み薬をもらい、家に帰りました。
もう１度本を読み返し、次は熱が出るかもしれない、下痢をするかもしれない、また吐くかもしれない……。まだ１歳になっていない息子だけど、「一生懸命 ウイルスと闘っているんだ!!」 不安と心配で落ち着かないけど、「過敏になる必要はないのだ」と思い直すことができました。
次の日、嘔吐の症状はなくなったものの下痢がひどくなり、かかりつけの小児科へ行き、整腸剤をもらいました。２～３日、様子を見てもよくならず、また本 を頼りに、「赤ちゃんの下痢は長引くことが多く、10日続くこともあるんだ！」と自分に言い聞かせ、１週間が経ちました。すると、毎回オムツから漏れてい た下痢もすっかり治り、元気いっぱいの我が子に戻っていました。
この、気の抜けないあわただしい日々は、いったい何だった？と言わんばかりにケロッとしている息子を見ながら、育児が始まってからほとんど出番がなかっ た『子育てハッピーアドバイス 知っててよかった 小児科の巻』を何度読み返しただろう……。これから先、何度読み返すだろう……と、これからも日々の成 長を見守りたいと思いました。同時に、私も母として成長していくんだろうなと思いました。
この本は、急な時など、いつでもすぐ手に取れる所に場所を変え、心配事があるたびに読み返しています。本当に持っててよかった本の１冊になりました。ありがとう。
