私は、この本が一番お気に入りです。なぜかというと、一般の小説ではなかなか読みにくかったけど、この本はとても読みやすかったです。それに、大切なことばかり書かれているし、まとまりがうまかったのです。私が、知っているおとぎ話や童話はおもしろかったけど、実は、これらのお話には深い意味があって、しかも現代につながることばかりというのが驚きました。また、私が知っている歴史人物達は意外な一面を持ち、私達や当時の人も知らないところで、陰でコツコツと努力していたからこそ名を残したと思います。
それに、現代に役に立つことばかりでまさしく深い意味があるんだなあと思いました。第1章で心に残ったことは、「怒りの心がわいたら、『堪忍』と唱えて、三歩下がりなさい」です。私は、いつもつまらないことでけんかしてしまうけど、この方法でやれば、怒りがおさまり、落ち着くことができるから、つまらないけんかはしなくて済むんだなあと思いました。今の世の中は、何も考えずに行動し、大変なことになることが多いから、この方法は役に立つと思います。
第2章で心に残ったことは、「才能の有無とは別な所に、幸福のカギがある」です。ウサギとカメは、「どっちが速いのか」と聞いたら普通は、「ウサギ」と答える人が多いと思ったけど、この物語では、カメの勝ちになっていました。なぜかというと、ウサギは自分は速いと思ってしまい昼寝してしまったことと、カメはとても遅いけど、コツコツと一生けん命、歩いたから、カメの勝ちになったからです。人はそれぞれ個性を持ち、理解しやすい人もいれば、理解しにくい人もいるけど、一番大事なことは、コツコツと努力をすることだと分かりました。
第3章で心に残ったことは、「やわらかい水でも、硬い石に穴をあける」です。普通の人々は、「もう、あきらめようか……」と言ってしまうことが多く、私も挫折しそうなときがあったのです。しかし、この話は感動しました。やわらかい雨が硬い石に穴をあけるはずがないと思ったけど、これは本当だったのです。長い年月をかけて、雨が降ったから硬い石が穴をあけることができたという話です。誰もが挫折をするけど、このやわらかい水が硬い石に穴をあけることができたら、みんなはがんばろうという気持ちになれると思います。この言葉にひかれました。「継続は力なり」です。何事も、真剣に続けることほど、大切なことはないと思います。
第4章で心に残ったことは、「『で』と『が』の違い」です。私はしゃべるのが苦手で何も考えないで人を傷付けることがあったから、何がいけないのか分かりませんでした。でも、この体験談を読んで、驚きました。例えば、「これがいいです」と答えたら主人はニコッとしていて、「これでいいです」って言ったら、主人はガッカリしていたと思います。ほんの少しの言葉、ただ1語で、こんなに変わるものなんだなあと思いました。これからは、相手の気持ちを考えて堂々と話そうと思います。
この本は、本当に大切なことばかり書かれていて、私にとっては「心の教科書」としていこうと思います。昔の人達って、色んな知恵を持っていて、おとぎ話や童話はおもしろい話で、小さい頃から知っている話だけど、これは現代にも役に立つ知恵があるなんてすごいなあと思いました。これからは、この「心の教科書」を活かし、色んなことに役立てようと思います。『こころの道』はタイトルのとおり、それぞれの道、「人生」みたいな感じだなあと思います。これは、私にとっての「心の教科書」と「秘密の本」として活用していこうと思います。この本のおかげで、まっすぐに生きようと思います。この本は中高生におすすめの本です。これからはこの本を大切にしていきたいと思います。この本ってすごいなあと思います。