1万年堂出版が開催した
読者感想文コンクールの
入賞作品の一部をご紹介します。

銅賞

『子育てハッピーエッセンス100%』を読んで

西之原佑美さん(13歳・三重県) 中学生の部

私はこの本を読んで、早く子育てしてみたいなぁという気持ちにすごくなりました。

私が小さかった時は、親が子育てに苦労していることとか、全然分からないし、すごく自己中心的だったと思う。でも、この本を読んで、私のお父さん、お母さんもたくさん苦労したんだろうなと思うし、なんかすごく嬉しくなった。この本を読んでいくうちに、お母さん達ができてないこともいくつかあった。でも、意外にこの本にあてはまることとかけっこうあって、私の気づかない所でたくさん努力して、勉強して、育ててくれたのかなぁと思ったし、親の大変さが改めて分かった。

私はけっこう年の離れた弟がいて、親じゃないけど、けっこうしかったり、厳しくしたりしていた。この本を読んで、たくさん反省した。弟のために言っていると思っていたけど、しかれば子供は育つんじゃない、ということがすごく分かった。この本でたくさん大事なことが分かったし、これからは気をつけようと思った。

この本は10歳までのことだけど、もっともっといろんな人が読んで、日本中、世界中の人達が読んだら、虐待する親とか、自分の子を大事に出来ない親とか、なくなるんじゃないかなと思いました。

私は小さいうちから、しっかりしつけないと、ちゃんとした大人になれないと思っていました。でもそれは全く違った。「10歳までは徹底的に甘えさせる。そうすることで、子供はいい子に育つ」というのを知って、びっくりした。でもなんとなく意味が分かった。私も小学校の時までは、甘えてばっかりで、親から愛情をもらいたい時期だったのかなぁと思いました。

よく、「この子は手がかからなくてえらい子だねえ」とか、言ったりする人がいるけど、これも間違いだった。私もいいことなんだと思っていたし、多分、だいたいの人がこう思っていると思います。でもこれも間違いだと分かった。小さい子があんまり泣かなくなったとか、手がかからなくなったというのは、少し自立した、いい子になったと、みんなそうとらえると思います。だけどこれは、心のトラブルのサインだということを、初めて知りました。

この本を読んでいると、初めて知ることばかりで、この本を読んでよかったと、子供もいないのに思った。将来自分に子供ができたら、絶対この本を読み直そうと思いました。この本の通りに子育てをしたら、必ずうまくいくと思うし、子育てが楽しくできるんじゃないかなと思いました。

この『子育てハッピーアドバイス』『子育てハッピーエッセンス100%』は、子育てしてない人でも、だれが読んでも、子供から大人まで、すごく心があたたかくなる本だなぁと思いました。

子育てハッピーエッセンス100%

子育てハッピーエッセンス100%

明橋大二(著) 太田知子(イラスト)