私は、この本と同じことをやられた経験があります。私は友達にひどいことを言った覚えがないのに、友達からは「きもい」などのひどいことを言われました。なんてひどい友達なの?と本当は思わなければならないのに、私はなんて情けないんだろう、友達にちゃんと言わない自分が悪いんだ、と思っていたのです。
やはり、どんなに気が強い人でも、いじめを受ければ自分を責めてしまいます。でも、その壁を抜けるといいことがあるんじゃないかと思い、1日、2日……と我慢をしました。とてもしんどい日々でした。
でも、なぜか1人の友達だけ、自分もいじめられてもいいという気持ちで、味方になってくれた時、私はまだ、自分の存在を認めてくれる人がいることがわかり、嬉しくてたまりませんでした。いじめられるのが、こんなにつらいことでも、この中で助けてくれる友達がいる。私は感動のあまり枕が濡れるほど泣きました。こんないじめは私だけだと思いました。
しかし、この本を読むと他にもいろいろな人がいるということが分かりました。私はこの本を読んでいて、この人たちを助けたい、力になりたいという場面が数多くありました。私はこの本で、”しかと”や悪口などといういじめにあった人の考えが分かりました。私はこの本以外にも、いじめの本を色々読んでいるんだけど、このような心に響く本に巡り会えたのは久しぶりです。この本の中でいじめについて学ぶことができました。
それから、ひったくりのことや万引きのこともこの本に書かれていました。テレビなどで、万引きする人を見て、何でそんなことをするのだろう? やってはいけないことなのに……と不思議で仕方ありませんでした。子どもの万引きが多いですが、大人もやっています。大人は子どもたちの見本なのに、万引きをして子どもたちも、大人がやっているから、これは面白そうだと思ってやる子が多いです。子どもは絶対にマネをしてはいけない。大人は見本になる行動をしたほうがいいと思います。今では万引きがとても多いので監視カメラがついています。
私は次のようなことを思いながら読みました。みんな1人1人がやめることで、この万引きはなくなり、今までしてきた人たちは、なぜ万引きみたいな恥ずかしいことをしたのだろう?と反省して、それを1人1人に伝えてほしいと心から強くそう思いました。
私は万引きなどせず、お金がなかったら、コツコツ貯めて買います。そうやって貯めて買ったものはとても大切にして使えます。この発見を子どもたちにも伝えたいですが、まずは万引きをする恥ずかしい大人たちに知ってもらいたいと思いました。
この本は本当に1つ1つに愛情がこもっていて、素晴らしい本だと実感しました。自分たちの悲しい、つらい出来事を知らない人たちに教えていくことは素晴らしいことだと思います。
私はもう1つだけすごく心に刻んでおかなければならないといけないことがあります。それは暴力です。暴力は体が痛くて、とても傷つくと思いがちです。でも、体よりも心の方がズタズタです。悪口や”しかと”もいけませんが、暴力の方がもっといけません。
私はこの本で学ばせてもらったことの1つ、いじめをされると自分ばかり責めてしまうということです。この原因は1つは暴力にあるんじゃないかと思いました。この暴力のことについての所は今まで聞いたことのない話でした。本当にその人はつらかったと思います。その人は、自殺を選んでいった人で、とても苦しい思いをしていた人だろうと思います。その親は仲良くしなさい、の一言だけでした。大丈夫?ぐらい言ってあげて、と思いました。
この話を読んでとても涙が出ました。この話を、いじめをしている人に読んでほしいと思いました。
私はこの本を読んで忘れていたことを思い出すことができました。それは決していじめをしてはいけないということと、絶対に死という選択をしてはいけないということです。そして、親を信用できるのなら、心配かけてもいいので相談をすることと、自分を責めないことです。この4つができれば、いじめもなくなるんじゃないかな、と思いました。この4つはいじめられている時には忘れがちなので注意しておきたいと思います。私はこの「大切な忘れ物を届けに来ました」の意味が分かりました。
私は本当にこの本で感動させられ、命の大切さを学ばせてもらったのでいい本だと思いました。