オリンピックに続き、パラリンピックも盛り上がっていますね!
金メダルを獲得した村岡桃佳選手は、なんと今大会4つめのメダル。
冬期の同一大会で金・銀・銅のメダルを獲得するという快挙。
それだけの努力を重ねてこられたのでしょうね。
そして、成田緑夢選手も金メダル!
メダルには届かなくても、一生懸命取り組む選手の姿には、心打たれます。
心に響くものといえば、スポーツだけでなく、名著といわれる古典を読むこともそうですね。
私たちは、そんな名著を読みやすく、皆様にお届けしたいと思います。
古典に親しむシリーズ新刊『こころに響く方丈記』全国の書店に並び始めました
お待たせしました。
最新刊『こころに響く方丈記』を、発売いたしました!
平安末期~鎌倉時代の古典です。
近い時期に書かれた歎異抄、徒然草とともに、その名を知らない人はいないくらいの有名な作品です。
学校で勉強したな、冒頭の一文を覚えたな、という方も多いでしょう。
ただ、どういうことが書かれていたのかは、案外知られていません。
そこで、この方丈記を現代風に分かりやすく、親しみやすく著したのが、
『こころに響く方丈記』
です。
全国の書店で並び始めています。
ぜひ手に取ってごらんください!
書籍情報
『こころに響く方丈記~鴨長明さんの弾き語り』
木村耕一 著
定価:本体 1,500円+税
主な内容はコチラ
日本を代表する古典の一節 どのような内容でしたか?
日本を代表する古典は、一節を覚えたことがあるのではないでしょうか?
上に挙げた古典で有名な一節と言えば、
方丈記は「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」
歎異抄は「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」
徒然草は「つれづれなるままに、日ぐらし、すずりにむかいて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしゅうこそ物狂おしけれ」
などではないかと思います。
ここから始まる部分を、弊社刊行の、古典に親しむシリーズでは、どのように解説されているでしょうか。
少しご紹介いたします。
方丈記
「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」
↓
さらさらと流れゆく川の水は、絶えることがありません。しかも、よく見てください。新しい水と、常に入れ替わっています。勢いよく変化しています。
流れが止まっている水面には、ぶくぶくと泡が浮かんできます。しかも、大きな泡も、小さな泡も、生まれたかと思うと、すぐに消えていきます。いつまでも、ふくらんでいる泡なんて、見たことがありません。
まさに、人の一生も、同じではないでしょうか。
川の流れのように、幸せも、悲しみも、時とともに過ぎていきます。
水面の泡のように、大切な家も、財産も、人の命も、儚く消えていくのです。
歎異抄
「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」
↓
善人でさえ浄土へ生まれることができる、ましてや悪人は、なおさらだ。
それなのに世の人は、つねに言う。
悪人でさえ浄土へ往けるのだ、ましてや善人は、なおさら往ける。
このような考えは、一見もっともらしく思えるが、弥陀が本願を建立された趣旨に反するのである。
徒然草
「つれづれなるままに、日ぐらし、すずりにむかいて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしゅうこそ物狂おしけれ」
↓
これといってすることのない、自由気ままな時間に、心に浮かんでくるつまらないことを、とりとめもなく書き続けていると、妙に気が狂いそうになってくるのです。
書籍情報
『歎異抄をひらく』
高森顕徹 著
定価:本体 1,600円+税
詳細はコチラ
『こころ彩る徒然草~兼好さんと、お茶をいっぷく』
木村耕一 著
定価:本体 1,500円+税
主な内容はコチラ
今週の1万年堂ライフおすすめ記事
1万年堂ライフのおすすめ記事を紹介します。
「あなたの人生のサポーター」として、子育て・人生相談・仏教の切り口で、幅広いテーマを取り扱っています。
無料で読めるWeb記事ですので、ぜひ読んで、お友達にもご紹介ください!
子育てハッピーサポーター
子どもは急に熱を出します。しかも、夕方に上がり始めたかと思うと、夜中になって40度を超えてしまうようなこともあります。
「夜間救急に連れていったほうがいい?」「解熱剤は使うべき?」
しんどそうな子どもを前に、心配は尽きませんよね。
救急医のめめママさんに、受診の目安とホームケアについて、実際に家庭でどう対応しているのかをとおしてお聞きしました。
(続きは記事へ)
人生相談プロフェッショナルのおすすめ
肺炎は高齢者がかかる病気で、自分とは無関係、と思われる方も多いのではないでしょうか。
しかし、肺炎には多くの種類があり、一般の肺炎とは全く原因と治療が異なるタイプがあります。
その中の一つが、加湿器が引き起こす肺炎といわれています。
その原因や症状、治し方を、呼吸器科が専門の吉田良昌医師にお話しいただきました。
(続きは記事へ)