共感しすぎて日が暮れて~寝ても覚めてもHSPな高野優のマンガエッセイ #3

  1. 人生

学生時代は先生に頼られる、まるで小さな大人のようだった:高野優のHSPマンガエッセイ③

なぜか子どもの頃から、いろいろな仕事やお世話を任されてしまう…。

何でも気づくHSP(人一倍敏感な人)は、学校でも、先生から「あれやって、これやって」と頼まれることが多くなりがちです。

そんな子ども時代を綴るのは、人気育児マンガ家・高野優さん。自身もHSPだからこそ描ける、マンガエッセイの第3回です!

学校の先生から、大人がする仕事まで任されてしまうHSP3(高野優)

先見の明?でも、休み時間は自由に過ごしたかった

  1. 高野優さん似顔絵

    育児マンガ家の、高野優です。

     

支援学級に向かうのは、わたしとKちゃんの二人。

叩かれたり、噛みつかれたり、髪を引っ張られたりと、

痛みをがまんすることは平気だけど、

唾を顔にかけられるのだけでは嫌で仕方なかった。

 

先生に相談しても、

「みんな優ちゃんたちが来てうれしいのよ。でも、言葉にするのが苦手だから、がまんしてあげて」

と、上手に論点をすりかえて説明されるだけ。

 

大人になった今、振り返ると、先生にとって、あれこれ頼みやすい

「都合のいい子」だったのかなぁと思う。

できることなら、休み時間を自由に過ごしたかった

 

どんなときでも微笑んでいたKちゃんは、

その後、特別支援学校教員になった。

 

担任の先生に先見の明があったのか、

それともKちゃんが支援学級の友達と関わるなかで

決めたことなのかはわからないけれど。

 

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明橋大二(著) 太田知子(イラスト)