なぜか子どもの頃から、いろいろな仕事やお世話を任されてしまう…。
何でも気づくHSP(人一倍敏感な人)は、学校でも、先生から「あれやって、これやって」と頼まれることが多くなりがちです。
そんな子ども時代を綴るのは、人気育児マンガ家・高野優さん。自身もHSPだからこそ描ける、マンガエッセイの第3回です!
学校の先生から、大人がする仕事まで任されてしまう
先見の明?でも、休み時間は自由に過ごしたかった
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育児マンガ家の、高野優です。
支援学級に向かうのは、わたしとKちゃんの二人。
叩かれたり、噛みつかれたり、髪を引っ張られたりと、
痛みをがまんすることは平気だけど、
唾を顔にかけられるのだけでは嫌で仕方なかった。
先生に相談しても、
「みんな優ちゃんたちが来てうれしいのよ。でも、言葉にするのが苦手だから、がまんしてあげて」
と、上手に論点をすりかえて説明されるだけ。
大人になった今、振り返ると、先生にとって、あれこれ頼みやすい
「都合のいい子」だったのかなぁと思う。
できることなら、休み時間を自由に過ごしたかった。
どんなときでも微笑んでいたKちゃんは、
その後、特別支援学校教員になった。
担任の先生に先見の明があったのか、
それともKちゃんが支援学級の友達と関わるなかで
決めたことなのかはわからないけれど。
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