「食事中、くちゃくちゃ音を立てられるのが苦手」
「貧乏ゆすりが気になる」
ひといちばい他人の癖が気になってしまうのは、ひといちばい敏感なHSPだからかもしれません。
自分のアンテナの感度を知れば、周りにも自分にもきっと優しくはれるはず。
そんなことを教えてくれる、HSPマンガ家・高野優さんの好評連載第8回です。
高野優のオフィシャルブログ:「釣りとJAZZと着物があれば」
苦手な癖ベスト4は
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育児マンガ家の、高野優です。
友人と映画を観に行ったとき、
食べる音が気になって仕方なかった。
スナックの袋をがさがさと開け、
おもいっきりばりばりと噛み、
指をぺちゃぺちゃと舐め、
リンクをずずーっと飲み干す。
おもわず心の中で 「うそぉ」 と呟いた。
別の日。
その友人も含めた5人でランチにでかけた。
映画館のときと同様、
友人の周りには常に擬音であふれている。
それなのに、
ほかの3人はまったく気にしていない様子。
寛容でうらやましいなー。
それに比べて、わたしはなんて心が狭いんだろう。
頼りになる大好きな友人なのに。
食べるときの音がこんなにも気になるなんて。
ずっとそんなふうに思っていたけれど、
HSPを知るうちに気がついた。
周りの方のだす音が気にならない方は、
そもそも気にもとめていないということに。
アンテナのキャッチ方法は人それぞれ。
だとしたら、
わたしのアンテナは音に過敏に反応しすぎ。
少しは錆付いてくれてもいいのに。
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