人生には悩みがつきものです。
大人から子どもまで、職場で、家庭で、学校で、「つらいなぁ」とため息が出てしまうことは、誰しもあると思います。
そんな時、そっと寄り添い、励ましてくれる言葉を知っていれば「頑張ってみようかな」と、自然と気持ちも前向きに変わっていくでしょう。
累計120万部のロングセラー『光に向かって』シリーズの中から、「読者が感動した、心が晴れわたる言葉」をご紹介します。
①難の難 乗り越えてこそ 光あり
成功は努力の結晶である。楽にえられるものは、貧と恥のみである。
難の難 乗り越えてこそ 光あり
(『光に向かって100の花束』より)
●32歳・女性(山形県)
仕事場で不満をかかえ、理不尽な思いを何回もしましたが、「生きていくということは、困難を乗り越えて成長していくことである」と分かりました。
頭では分かっていても、なかなか実行するのは難しいです。しかし、これからも私は決して逃げることなく、立ち向かってゆきたいと思います。
②にこやかな笑顔と、明るいあいさつほど世の中を楽しくするものはない
なにが社会奉仕といっても、にこやかな笑顔と明るいあいさつほど、世の中を楽しくするものはない。
彼は街頭をゆく楽隊のように、四方に光明をバラまく。
笑顔とあいさつを出し惜しむ者ほどの、ドケチはないといってよかろう。
ちょっと目もとの筋肉を動かし、わずか一言、二言を話すだけで、人に幸福を与えることができるのに、それすらもケチるからである。
シドニー・スミスは、おもしろいことを言っている。
「少なくとも1日に1人を喜ばせよ。10年すれば、3650人を喜ばせることになる。一町村あげて喜ばせる、寄付金を出したのと同様だ」
まさに釈迦の“和顔愛語”の布施行である。
(『光に向かって100の花束』より)
●23歳・女性(大分県)
すぐ顔に出る私は、まだまだだなあ、「笑顔でいなければ!」と思いました。感謝の気持ちを忘れずに、いつもニコニコ、前向きに頑張っていこうと心に決めました。実行せねば!!
情緒不安定になった時、心が落ち着いて、自分と向き合えます。
③かんしゃくの くの字を捨てて ただ、かんしゃ
ある高僧のところへ、短気で困っている男が相談にきた。(中略)
「そなたは、生まれながら短気じゃと言うが、元来、短気というものはないのだ。
今後、ムラムラとカンシャク玉が破裂しそうになったら、この短気やろう、どこから出てくるのか出所を探してみるがよい。
どうかしたおりに、そなた自身が出すのだ。自分が出さなければ、どうして短気が出るものか。
己が出しておいて、生まれつきというのは勝手なことだ」と諭したという。
ならぬ堪忍、するが堪忍。大切なのは心であり、心の持ちようである。
かんしゃくの くの字を捨てて ただ、かんしゃ
(『光に向かって100の花束』より)
●38歳・女性(岐阜県)
両親同居や再就職などいろいろ悩みが多いこの頃、とても心にズキッときました。事あるごとに、この言葉を思い出すようにしています。
心が晴れわたる100のエピソード集はこちら
④窮地に立ったときがチャンス
窮すれば、転ず
転ずれば、通ず
窮地に立ったときこそ
チャンスだ。
(『光に向かって心地よい果実』より)
●31歳・女性(鹿児島県)
仕事を2月下旬で辞め、1人で考えることが多くなり、息詰まる生活の中、失業中の私に「グッ」ときました。初心に帰り、また「仕事をしたい」という気持ちになりました。
⑤蒔かぬ種は絶対に生えない
蒔いた種は必ず生えるが、蒔かぬ種は絶対に生えない。
原因なくして、結果が生じるはずがない。
成功も栄達も、みな、その人の努力精進の結果である。
(『光に向かって心地よい果実』より)
●30歳・女性(秋田県)
目からうろこです。私は、これまで、何もかもがうまくいかず、「どうして私だけが」と悲観することが多く、他人をみても、努力して幸せをつかんだとは思えませんでした。
しかし、全て原因があってのことであり、自分で蒔いた種であり、考え方次第なのだなあと思い、気持ちが明るくなりました。
分かってはいても、また度々、落ち込むこともあるでしょう。そんな時は、またこの言葉を思い出してみようと思いました。
●42歳・女性(栃木県)
日々、疑問に思っていたことに対して、「本当にこの言葉のとおりだ」と思いました。心に深くしみ入り、日々、前進していこうと決意しました。
⑥『こんなに○○してやっているのに』とはどれだけか?
『こんなに私が〇〇しているのに!』
――この心が腹がたち、辛い悲しい思いをさせる元である。
こんなに一生懸命努めているのに、やっているのに、愛しているのに、……等々。
“こんなに”とは、どれだけか、自己に反問してみることだ。
他人は、一生懸命やっている、自分はナマクラ者でないかと、方向転換することが大切。
『光に向かって心地よい果実』より)
●62歳・女性(岐阜県)
2人の息子たちのことで心配ばかり。「こんなにしてやっているのに」と腹を立てていました。目の前にパッと明るい光を見たような心強い言葉……。久しぶりに心地よい気分になれ、よかったです。
⑦「闇」に泣いた人だけに「光」に遇った笑いがある
「闇」に泣いた人だけに「光」に遇った笑いがあり、「沈んで」いた人にのみ「浮かんだ」という歓喜がある。
(『光に向かって心地よい果実』より)
●65歳・女性(熊本県)
脳梗塞の後遺症で苦しみ、生きる道さえ見失っている私を支え、生きる勇気を、言葉の力が与えてくれました。
闇に泣いた涙を光に変え、自分なりの人生の種を蒔いて、実を結ばせるのは自分の心次第。種は心にも蒔けるんですね。土に蒔くものとばかり思っていました。
⑧叱ってくれる人は、懈怠な私をたたいて下さる有り難い方
「一生懸命やっているのに認めてもらえない。逆に文句を言われます」
他人に認められようが認められまいが、因果の道理に狂いはありません。
遅い早いはあるけれど、善いタネまけば必ず善果が来ることを徹底しなければ。
叱ってくれる人は、懈怠な私をたたいて下さる有り難い方と感謝して精進することです。
(『光に向かって心地よい果実』より)
●31歳・男性(群馬県)
叱ってくれる人は、有り難い方と感謝して、精進しなければ。昔の私は叱ってくる人に憎悪があったが、それは間違いだった。
⑨良い習慣は、その人の徳。一旦身につけば、生涯の宝
上へ伸びようとする枝に、針金を巻き、右へ這わせる……。盆栽でさえ、1カ月や2カ月では、できない。
人づくりは、根気よくやって、10年単位。
10年でダメなら20年、20年でダメなら30年。
若い程早い。
人材養成は、簡単にいかぬから、見上げる人は、少ないのだ。
人づくりの重要性をよく認識しないと、いたずらにイライラしたり、苦しんだりすることになる。
あの年頃の自分はどうだったか……。口で励ましても、自己反省を欠かしてはならない。
良い習慣は、その人の徳となる。
一旦身につけば、生涯の宝となろう。
(『光に向かって心地よい果実』より)
●22歳・女性(滋賀県)
今、自分に必要と思った言葉。毎日の自分への厳しさと大切さを思い知らされます。行動に移したいものです。
⑩命とは、私に与えられた『時間』
私の「命」とは、私に与えられた「時間」であろう。
大ざっぱにいえば、今の日本人は「80年」の命を、生まれたときに受け取る。この財産を何に使うか。
旅行をするためにアルバイトをした学生は、働いた時間だけ、〝命をすり減らした〟のである。私たちは命を切り売りして、欲しいものを手に入れるのだといえよう。
(『光に向かって心地よい果実』より)
●27歳・女性(熊本県)
日々仕事に追われ、疲れ、生活していますが、自分を大切にしたい、追われながらも充実させたい。
⑪金持ちも貧乏も、いずれにしても番人にすぎない
金持ちというのは、金の当番。
貧乏なのは、金の非番のことである。
今日は非番でも、明日は当番になるかも知れぬ。
当番と非番、いつ代わるか分からぬが、いずれにしても番人にすぎぬということだ。
(『光に向かって心地よい果実』より)
●46歳・男性(兵庫県)
「金持ちというのは金の当番。貧乏なのは金の非番」の説明に、妻も同感。納得のいくもので、 人生の生き方に前向きになることができます。
⑫尊敬せぬ万人の称讃よりも…
尊敬せぬ万人の称讃よりも、
一人の尊敬者に、褒められるが嬉しい。
(『光に向かって心地よい果実』より)
●23歳・女性(大分県)
強く心をうたれる言葉。いろんな人に「自分を見てほしい」とか「認めてもらいたい」などと思っていたことに、フッと力が抜けました。
ご紹介した書籍はこちら
ロングセラー『光に向かって』シリーズ