人気育児マンガ家・高野優さんの、大好評「HSPマンガエッセイ」をお届けします。
ひといちばい敏感なHSPだからこその日常を、笑いあり、発見あり、そして癒やしたっぷりの言葉で綴ります。
高野優のオフィシャルブログ:「釣りとJAZZと着物があれば」
「ひとりになりたい」シンドローム
わかってもらえなくても
-
育児マンガ家の、高野優です。
「ひとりになりたいんだよね」
母親学級で知り合ったお母さんたちに呟いた。
「わかるよ、しんどいよね、わたしもだよ」
そんなふうに共感してもらえるかと思いきや、返ってきた反応はまるっきり逆。
「どうして!? 自分の子なのに?」
「わたしはいつもこの子と一緒にいたいけど」
信じられないという口ぶりに、みんなと足並みを揃えられない自分が、成熟していないようでなさけなかった。
それでもやっぱりひとりになりたい。
なにかに追われているようでしんどい。
遠い場所に出かけなくてもいいから、部屋の中に真空パックをつくって、そこでただぼんやりと過ごせたら。
そんなことばかり考えていた。
今だからわかる。逃げたいものの正体は「刺激」だった。
いつかのわたしと同じように肩を落としている方がいたら伝えたい。
ひとりになりたいと思ってもかまわないと。
数え切れないたくさんの刺激から、自分のことを守ってもいいんだよと。
人混みで疲れるのはHSPだからかも?HSPがホッとするためのダウンタイム方法
ぜひ読んでいただきたい本