HSPは、1度にたくさんのことを頼まれるのが苦手なところがあります。要領が悪いのではなく、敏感であらゆることに気づいてしまうため、対応を考えただけでオーバーフローしてしまうのかもしれません。
「自分で段取りを決められるようになってからは、気にならなくなった」とバリバリ仕事をこなす、HSPマンガ家の高野優さんも、デザイン事務所時代には人知れぬ気苦労が…。
実のある働き方改革を目指すなら、ぜひ知っておいてほしい、優さんの(今回はちょっと社会派)マンガエッセイvol.17です。
高野優のオフィシャルブログ:「釣りとJAZZと着物があれば」
HSPの底力を発揮させるには?
今になってわかること
-
育児マンガ家の、高野優です。
念願叶って入社した事務所だというのに、
上司からは 「給料ドロボウ」 と怒られてばかり。
ひとつひとつの仕事はきちんとこなせるのに、
一度にあれこれ頼まれると、
たちまち効率が悪くなってしまう。
仕事中に来客があると、お茶を淹れ、
気の利いた世間話をしながら上司に引き継ぎ、
なにごともなかったかのように仕事に戻る同僚。
一方、わたしときたら、
作業中に手を止めて来客の対応をしたら最後、
もとの集中力に戻すのは至難の業。
いとも簡単に、さらりとこなす周りを眺めては、
自分の要領の悪さがなさけなくなる。
結局、
給料ドロボウという言葉が耳と胸に痛く残り、
退社してフリーランスで働くことに。
今になって、ようやくわかる。
嘆くほど仕事ができないわけじゃなくて、
同時進行が苦手だっただけ。
あのとき、それがきちんと説明できたらよかったのに。
HSPと「発達障がいの五感の敏感さ」との違いは?
ぜひ読んでいただきたい本