はじめてママの眠れない夜
2歳の男の子を育てているナミです。
これはコウが初めて熱を出したときの話です。
39度超えの見たこともない体温に、本当にビックリしました。
こんなに小さいのに、高熱に耐えられるんだろうか…。脳がやられちゃうんじゃないだろうか…。
不安と心配で一晩、眠れなかったことを覚えています。
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子どもって、こんな高い熱を出すものなのですか?
小児科ドクターの答えは?
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こんにちは!小児科医の吉崎です。
子どもは突然、熱を出します。
しかも、大人ではありえないくらいの高熱が出るのですから、あわててしまいますよね。
子どもの発熱は、ほとんどのケースでウイルスや細菌が関係しています。
発熱と聞くと「ワルモノ」のように思いがちですが、実は、ウイルスや細菌と有利に闘うために、体がわざと体温を上げているんです。
夕方に熱が出始め、翌朝になってようやく熱が下がったかと思うと、午後からまた上がってくる。
これも、よくあることです。
単なる風邪でも、2、3日は熱が続くものなので、あわてることはありません。
熱が出たときにいちばん心配なのは、「高熱で頭がおかしくなってしまうのでは?」ということでしょう。
確かに、高熱でぐったりしているお子さんを見ると、脳までやられてしまう気持ちになるのもわかります。
しかし、40度が数日続いても、発熱で脳がやられたり、後遺症が残ったりすることはありません。
ご心配でしょうが、高温の車内に放置して熱中症になったのでなければ、高熱が出ても大丈夫です。
また、熱の高さと病気の重さは関係がありません。高熱が出たからといって、必ずしも重病ではないということです。
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そうだったんですね!!!
熱は下げないといけないと思っていたので、発熱は「ワルモノ」じゃないなんて、目からウロコです!
これ、知っているだけで、気持ちがとっても楽になります。 -
皆さんもぜひ、覚えておいてくださいね。
熱は「ワルモノ」じゃない!