ある日の朝の出来事です
2歳の男の子を育てているナミです。
寝る前は何ともなかったのに、朝起きて着替えさせようとしたら、おなかに赤い腫れ物がいくつもできていて、治ったと思ったら次の日は顔…! もう本当にギョッとしました。
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突然こんなボツボツができて、とても焦りました…。
じんましんって、どんな病気なんですか?
皮膚科ドクターの答えは?
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こんにちは!皮膚科医の花川です。
じんましんは、突然、蚊に刺されたような丸い発疹が出たり、それがつながって地図状になったりして、かゆくなる病気です。
なにせ“見た目が派手”なので、お母さんたちはビックリされます。
しかし、ほとんどは数時間から、丸一日で治まります。
消えてしまったものは、受診する必要はありません。
ただ、2、3日続く場合や、出たり引いたりを数日繰り返すものは、一度、診察を受けたほうがいいでしょう。
また、全身に広がって、かゆくてたまらないとき、息苦しい感じがする、腹痛など、皮膚以外にも症状があるときは、早めに受診してください(夜間なら救急外来へ)。
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確かに、病院の診察を待っている間に、赤みはほとんど消えていました。
結局、原因はなんだったのですか? -
原因は、いくつかあります。
①ウイルス感染
風邪などの「ウイルス感染」によって起きることが多いといわれています。
のどからウイルスや細菌が侵入し、体がびっくりして反応を起こすのです。
②食べ物
次に考えられる原因は、「食べ物」です。
今まで食べて大丈夫だった物でも、そのときの体調や、食べ物の新鮮度によって左右されます。
③薬
その他、薬が原因で出る「じんましん」もあります。
ただし、「原因がわからない」ことも多いのです。
1回きりなら、それほど心配しなくて大丈夫ですよ。
コウは、じんましんの出る数日前に風邪を引いていたので、それが原因だったのかもしれませんね。
診察室ではなかなか聞けないことを教えていただいて、とても安心しました。