離婚して寂しい人に贈る孤独名言
孤独の名言レシピ、最初のテーマは「離婚しての寂しさ」です。
離婚してひとりになってしまったら、寂しい気持ちも募りますよね。
「離婚後、孤独で寂しすぎて死にたい」という声も聞こえてきます.
現代の日本における離婚率は約35パーセントと言われます。
結婚する夫婦の中で、実に3分の1の夫婦が離婚していることになりますね。
離婚の原因で多いのは、「性格の不一致」なのだそうです。
初めは「この人なら自分のことを理解してくれる」と感じて結婚した人も、しだいにすれ違いが生じてしまうのかもしれません。
すれ違いのすえ離婚という選択をした人は、寂しさも大きくなるのではないでしょうか。
今回お悩みを寄せられたTさん(40代男性)も、その1人です。
Tさんは、離婚したことによって、どのような寂しさを感じておられるのでしょうか?
離婚したのは性格の不一致が原因?
Tさん(40代男性)から寄せられたお悩みを紹介します。
縁あって結婚し、新築の一軒家を購入しました。
結婚生活が始まった当初は仲もよく、夫婦で助け合って生きていこうと思っていたのです。
ところが、いざ2人の生活が始まってみるとお互い分かり合えないことばかり。私はもともと人と交流するのが好きで、社会人の集まるサークルに入っていました。
付き合いもあるし、夜に出かけることもあって、遅く帰ることもしばしば。
妻は、せっかく結婚したんだから早く帰ってきてほしい、2人の時間を大切にしてほしいと言います。
でも、私にとっては外のつながりも大切だったのです。私の言い分を妻はわかってくれず、次第にケンカばかりするようになっていきました。
結局2人の思いはすれ違ったまま、2年前に離婚。今は新しく建てた一軒家にポツンと一人暮らしです。
両隣はそれぞれにお子さんが2人居て、仲睦まじいご夫婦。
朝、すれ違って挨拶したり、小学生のお子さんの声を聞くと、自分も同じくらいの子が居てもおかしくなかったのに…と寂しくなります。最初は分かり合えると思っていたので、離婚するとは思わず、とても寂しいです。
結局は、性格の不一致だったということなのでしょうか?
孤独名言に学ぶ!孤独にならない人ってどんな人?
結婚して念願のマイホームを建て、さあこれから!という時に人生設計が狂ってしまって、とてもお辛いことと思います。
私も同じ経験をしたらガクッとしてしまい茫然自失、しばらくは立ち直れないかもしれません。
現代では、離婚して1人になる寂しさを感じている人は多いのではないでしょうか。
そんな寂しい心に力をくれる、孤独名言を紹介します。
温かさ、親切、そして友情は、世界中の人がもっとも必要としているものだ。
それらを与えることのできる人は、決して孤独にはならない。アン・ランダース(米国の女性人生相談コラムニスト / 1918~2002)
この名言は、どのようなことを伝えようとしてくれているのでしょうか?
孤独にならないために「もらう人」から「与える人」になる
この孤独名言では、温かさや親切、友情を与えられる人は孤独にはならないと言われています。
確かに、私たちはみんな、こういうものを求めているのかもしれません。
そして、実際に温かい言葉をかけてくれる人、優しくしてくれる人は、いい人だと見るでしょう。
ところが、自分から温かい言葉をかけたり、優しさを与えてくれる人というのは少ないのではないでしょうか。
みんな、周りの人が動いてくれるのを待っているからです。
だからこそ、温かさや親切を自分から与えられる人の周りには人が集まってくるのです。
「情けは人の為ならず」ということわざがあります。
「他人に情けをかけるのは、結局はその人のためにならない」と理解されていることが多いかもしれません。
しかし本来は、「人に情けをかけておくと、巡り巡って結局は自分のためになる」という意味の言葉です。
どうしても、わかってほしい、歩み寄ってほしいと相手にしてもらうことを求めているのが私たち。
しかし、ことわざの通り、自分から親切にすることで一番得をするのは自分自身なのでしょう。
少し視点を変えて、名言通りに与える人になれば、きっと孤独にはならないのでしょうね。
離婚して寂しい心とサヨナラ!?人や物が集まってくる人の特徴
では、具体的にどのようなことに心掛けたらよいのでしょうか。
『和顔愛語(わげんあいご)』という言葉があります。
和顔とは和やかな顔、つまり笑顔のことで、愛語とは優しい言葉をかける、ということです。
笑顔で優しい言葉をかけることには、お金は要りません。
しかし、笑顔や優しい言葉が人に与える効果はとても大きなものがあります。
笑顔と優しい言葉ほど、人を勇気づけ、元気にさせるものはないからです。
笑顔や優しい言葉をかけるということは、まさに温かさや親切を与えることにもつながるのではないでしょうか。
自分から歩み寄り、笑顔や優しい言葉を与えられる人には、自然と人が集まってくるはずです。
まとめ
与える人は与えられます。
一度は離婚して寂しい心を抱えている人も、まず自分から与えることで周りの反応も変わってきます。
優しく接してもらいたい時は、まず自分から優しく接してあげる。
分かってもらいたい時には、まず自分が相手のことを分かってあげる。
自分から歩み寄り、笑顔や優しい言葉をかけていく。
そうしたことを心がけることで、相手との心の距離もぐっと縮まるのではないでしょうか。
離婚して寂しいと落ち込んでいたTさんは、最近セミナーなどに参加した時、休憩時間にお菓子を差し入れて喜ばれたそうです。
そうして喜ばれることがTさん自身の活力につながり、寂しさを乗り越えて、今は充実した毎日を過ごされています。