HSPの特徴の中でも、「周りの音が気になって疲れてしまう…」という方は多いのではないでしょうか。

人気子育てマンガ家・高野優さんの、HSP応援マンガエッセイ第2弾がいよいよスタートしました!

「しんどいよね」「悩むよね」と共感し合えるだけでなく、第2弾では、優さんからの「わたしのアンサー(解決編)」もお届けします。次週のアンサーをお待ちください。

さらにパワーアップしたHSPエンターテイメントを、ぜひお楽しみくださいね。

高野優のオフィシャルブログ:「釣りとJAZZと着物があれば」

不思議がる友人にカミングアウト!?

HSPマンガエッセイ(高野優)

キャッチ力も、HSPのなせる技と思えば…

「音で疲れてしまう」

こう書くと、大半の方が「いったいどういうこと?」と首を傾げるのかもしれない。

その一方で、「わかる、わたしも同じだから」と頷く方もいらっしゃるはず。

想像してみて、黒板を爪で引っ掻く音を、発泡スチロールが擦れる音を、くちゃくちゃと食べる咀嚼音を。

考えるだけで肩がすくみそうな不快さは、多くの方にわかってもらえそう。

聴覚が敏感だと、その不快さがあちこちに溢れているから頭を抱えてしまう。疲れていると、さらに過敏になる。そして、過敏な自分が嫌で憂いて、という繰り返し。

わたしは小学生の頃から耳が良かったのか、リコーダーが得意だった。楽譜が無くても先生が吹くメロディーを覚えて、なぞるように吹く。

先生に勧められて、ジュニアオーケストラへ入団することになり、音楽が生活の一部になったのは、なによりの幸せ。

ただ、綺麗な音だけではなく、耳障りな音も人一倍キャッチしてしまう。ほんの少しでもチューニングがずれていたり、リードミス(ピッとかキーっと鳴る音)を耳にするたび鳥肌がたった。先輩に対しても「アンブシュアとセッティング!」と指示をするので、相当嫌な部員だったはず。

これが絶対音感の領域までたどりつけば、才能に繋がるのかもしれないけれど、ちょっと耳が効く程度だったので、結局、なんの役にも立たなかったのが残念。

しいて言えば、遠く離れた場所からでも、コタツの電源がonになっているとわかるので、節電には一役買っているのかも……。

※アンブシュアとセッティング・・・楽器を演奏するとき、前もって口の形や、指の準備をしておくということ。

ぜひ読んでいただきたい本

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