質問
5年生の子どもは、『HSCの子育てハッピ―アドバイス』を読んだ時に、「これ、俺だよ!学校の先生全員に読んでほしい!」と言いました。
本の中の「学校の先生のために」のページをコピーしたり、保健室にも本を置かせてもらったりして、先生方に読んでいただけるようにしたところ、学校の空気が柔らかくなって、担任の先生も変わってくださり、子どもは毎日学校に通えるようになりました。
この本がなければ、子どもはまだ理解されず、通うのは難しかったと思います。
ところが、本を読んだ学校長が「本には病気ではないと書いてありますがね…」とか「こういうことは医療とやるもんです」などと面談で話し、とてもがっかりしました。
何とか理解してもらいたいと思うのですが、どうしたらよいでしょうか?
答え
すでに本を読まれたうえでの、このリアクションですから、なかなか理解の難しい校長先生なのだと思います。
先生にもいろいろな人がいて、すぐに分かってくれる人もあれば、なかなか理解できない人もあります。
そしてなかなか理解できない人は、例えば医者が言葉を尽くして説明したとしても、理解しないことが多いです。
そういう人は、残念ながらすぐに変えることは難しいので、今は「そういう人なんだ」とあきらめて、一人でも理解できる人を増やしていく、ということだと思います。
幸い、担任の先生が理解してくれているということで、それは本当によかったと思います。
そういう人が周りに増えてくれば、今回の校長先生のような人も、動かざるをえなくなってくると思います。
Dr.明橋の子育て相談室Q&A