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自己分析が“自己嫌悪”に!悩める大学生の就活あるある 7選

大学3年生になると、そろそろ就職活動を始めなきゃ、と思う人も多いと思います。

ところが就職活動を始めてみると、次々と戸惑うことがやってきて、疲れてしまうことが。。

それはもしかすると、HSPという性質から来ているかもしれません。

今回は、就職活動中のYさんに、話を聞いてきました。

悩める大学生の就活あるある7選!

  1. 自己分析が自己嫌悪に!悩める大学生の就活あるある 7選の画像1

    女子大生のYです。周りの友達がみんな就活就活、と言っていて焦っています。
    早く内定をもらって安心したいです。

※写真はイメージです

①自己分析が”自己嫌悪”に!ダメなところしか見つからない…

就活では、まず自己分析が大事、と言われて、自己分析を始めてみました。

過去を振り返って、自分の強みを探していたんですが、強みが全然浮かんでこないどころか、悪い部分、ダメな部分しか見えてこなくて、辛かったです。

幼稚園の時、一緒にバスに乗って通っていた友達から、嫌われていたことがありました。

原因が全くわからなかったので、どうせ私は嫌われるような人間なんだと思って、その時から、友達の顔色を窺って過ごしていました。

今でも思い出すだけで、悲しくなってきます。

もちろん、嫌う友達もいた一方で、私と一緒にいてくれた友達もいたので、気にしなければいいことです。

「過去のことだからくよくよするな」「過ぎたことだからしょうがない」とも言われましたが、どうしても嫌われていたことばかり思い出してしまって、自分なんて価値が無いんだと思ってどんどん苦しくなってしまいます。

自己嫌悪になってしまって、自己分析は全く進みませんでした。

②自分では決められない「自分のやりたいこと」

これまでずっと、周りの友達はどう思うだろうかと、空気を読んで生きてきました。

これが私の判断基準でした。

でも、就職活動では通用しません。「将来やりたい仕事を、自分で見つけなさい」と言われます。

じゃあ「自分のやりたい仕事って何?」「自分はどうなりたいの」と考えてみても、全くやりたいことが浮かびません。

この仕事をやりたい、と思うとすぐに、「もしみんなに言ったらどう思われるだろう?」「家族はどう思うかな?」と思って、自分の気持ちを抑えてしまいます。

もし面接で、「あなたが必要なんです」と言われたら、すぐにその会社に就職してしまうかもしれません。

だから、アルバイト先であったとしても、「ここにそのまま就職してもいいかな」とさえ思ってしまいます。

③初対面の人がムリ…!営業には絶対なりたくない…

会社の説明会に行きましたが、業務内容に、「営業」とあるところは、候補から外しました。

営業の仕事になると、全く初対面のお客様の前に言って、挨拶をして、会社の説明をしないといけないですよね。

疲れてしまうだろうし、初対面の人と会うのは、本当に緊張します。

「私のことをどう思っているかな?」「何を考えているのかな?」「結果が出なかったら、上司はどう思うだろうか?」と考えすぎてしまって、かなり疲れてしまうと思います。

単調な作業とか、あまり刺激の多くない職場がいいかな、と思って、就職先を探すことにしました。

④「それもいいと思う!」空気を読んでナンボのグループワーク

インターン先の企業で、グループワークをすることになりました。

会社の商品をどう販売していくか、グループで話し合ったのですが、話し合う時は、他の人の意見を優先させます。

自分の意見はありますが、発言するよりも、「空気が悪くならないか?」「みんなどう思っているのか?」と考える方が先になってしまいます。

他の人の意見に任せていましたが、実は後で、私が提案しようと思っていた意見が正しかったと、分かったことがありました。

それでも、自分の案を、皆に言うことはできませんでした。

嫌味になったらどうしよう?と思うからです。

気を遣ってしまい、周りの皆についていくことで精一杯になってしまいます。

⑤常時リクルートスーツ!とにかく気になる、就活マナー

就職活動ではよく、「挨拶が大事」「第一印象が大事」と言われるので、マナーと言われるものは、全部守らないと採用してもらえないんじゃないかと思っていました。

服装は、女性はスカートの方がいいと聞いていたので、慣れていませんでしたが、スカートを履いていました。

女性だけどうしてスカートなの?と思いましたが、採用されなかったときの方が怖くて、ずっと履き続けていました。

冬に説明会があった時は、「コートは玄関で脱ぐ」と聞いていたので、必ず玄関で脱いでいました。

もし、玄関で脱いでいない他の就活生がいると、気になって「ここで脱いでね」と教えてあげていました。

挨拶も、すれ違う人全員にしていましたし、お礼の言葉も大事と聞いたので、なにかしてもらったらすぐに、「ありがとう」と言っていました。

インターンが終わった後も、お礼状が大事と聞いていたので、毎回お礼状を書いていました。

とにかく言われたことは全部やらないと、落ち着かなかったです。

⑥「本当にこの仕事でいいの…?」つきまとう、もう1人のワタシ

会社の志望動機を書く時は、深く考えこんでしまいました。

もしこの会社に就職するって決めたら、私はずっとこの仕事をし続けなければならないのではないか、極端な話かもしれないですけど、定年までここで働くんだよねと思ってしまいます。

だから、いい企業が見つかっても、躊躇してしまって、説明会に行けなかったり、エントリーシートを書こうと思っても、なかなか書き始めることができませんでした。

結婚も考えると、「結婚してからもこの仕事を続けられるのかな?」「結婚を機に会社を辞めるって言えないよな」と思ってしまって、自信が無くなってしまいます。

もっと考えてしまうと、「私ってどう生きたいんだろう?」「そもそも生きているのは何のため?」とそこまで考えてしまって、気になって仕方なくて、志望動機が全く書けませんでした。

⑦「私ってもしかして就職不適合者…?」ほんの一言でメンタル崩壊

就職活動がうまくいかなくて、すごく弱気になっていた時、親戚の人に相談をしに行きました。

すると親戚の人は、「その会社では定年まで働こうと思うの?」と言ってきたので、私はためらって、すぐにハイとは答えられませんでした。

すると「ハイと言えなかった時点で、無理だと思うよ」と私に言いました。

その通りだと思うんですけど、「私はもう就職できないんだ」と思って、落ち込んで、ずっと悩んでしまいました。

本当は親戚の人も、励ますつもりだったと思います。それはよく分かっています。

それでも、受け止めることができず、涙がずっと止まりませんでした。

もしかしてHSPが原因かも?

「自分のやりたいことが決められない」「一言で深く傷ついてしまう」「深く考えすぎて動けない」という特性は、HSPから来ているかもしれません。

このシリーズでは、女子大生の具体的な事例を通して、HSPに迫っていきます。

続きもよかったら、ご覧ください。

もっと早く、HSPのことを知りたい!という人は、以下の書籍をご覧ください。

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