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足の不調の改善は靴選びから!ちょうどいい靴の選び方を解説

あなたは靴をどのように選んでいますか?
足に「巻き爪」「外反母趾」「扁平足」などの不調が現れているとしたら、靴の選び方が間違っているのかもしれません。

健康になるために重要なカギを握っているのが足です。
その足を健康に保つための秘訣を皮膚科専門医の花川博義先生が分かりやすく教えてくれる、そんな書籍をご紹介します。

お肌のことはもちろん、体のさまざまな箇所について、心掛けるべきポイントが盛りだくさんです。
今回は、その中から足のトラブルを避けるための靴選びについて書かれている箇所を特別にご紹介します!

足のトラブルを避けるための靴選び

「タコ」 「ウオノメ」 「巻き爪」「外反母趾」「扁平足」
これらの足のトラブルには、靴が大きく関係しています。

足は「体の土台」であるとともに「健康の土台」でもあるのです。
では、足のトラブルを避けるためには、どうすればいいのでしょうか。

靴を買う時は、必ず試し履きを

靴のサイズにはタテとヨコがあります。
「タテ」とは靴の長さのことで、23.5とか25.0と表示され、一般に靴のサイズといわれています。
「ヨコ」 とは足の甲の周囲の長さのことで、E、EE、EEEと表示されています。

このサイズには統一基準がなく、25.0の靴といってもメーカーによって若干異なります。
靴を選ぶ時は、これらの表示は目安にはなりますが、実際に履いてみることが不可欠です。

ジャストフィットは横にきつい靴

「足が痛いので幅広の靴にしています」という人がいますが、「きつい靴は足に悪い」は間違った常識です。
幅が広い靴は「外反母趾」「扁平足」を誘発します。

3E(EEE) 、4E(EEEE)の靴を見かけますが、日本人で「2E」以上の靴が合う人は2、3割といわれています。
大多数は「E」以下がジャストフィットなのですが、そんな細幅の靴はあまり売っていないのが現状です。

タテにきついのはだめですが、ヨコにきつい「窮靴(きゅうくつ)」がよいのです。
目指せ「足細美人」!

自分に合った爪先タイプを選ぶ

足指の形には3とおりあります。

A.親指がいちばん長く、第二指、第三指とだんだん短くなっていくタイプ
B.第二指がいちばん長いタイプ
C.親指と第二指が同じ長さのタイプ

足のカーブに合った靴が適していますので、爪先のとがった靴は、Bタイプ以外の足には不向きです。

正しい試着のしかた

まず、靴はかかとで合わせます。
かかとをぴったりフィットさせ、爪先に1センチ余裕のある物を選びます。
幅はEや2Eなどの細めの物から試着してみましょう。

また、軟らかい素材の靴は足をしっかり支えることができないため、足が疲れます。
少し硬めの靴にしましょう。

試し履きは絶対に必要で、ただ履くのでなく、店内をウロウロと歩いてみましょう。
ちょっときついかながちょうどよく、履いているうちに緩くなってきます。

子どもの靴を選ぶときの注意点は、「どうせすぐ大きくなるから」と大きめの靴を選ばないことです。
大は小を兼ねないのです。

ひも、マジックテープの靴の履き方

ひも付きやマジックテープの靴は、足幅が調節できるのでオススメです。
靴を脱ぐたびに、ひもやマジックテープは外してください。

「かかとを潰して履く」「ひもを緩めた状態で履く」のはよくありません。
履く時は、「爪先をトントン」して履くのではなく、「かかとをトントン」して、かかとを靴にフィットさせます。

それからひもやマジックテープで留めると、靴がしっかり固定され、指先が靴に当たらず、巻き爪の予防になります。

脱げやすい靴は足に不健康

「履きやすい靴」イコール「脱げやすい靴」です。
子どもの頃、「明日天気になーれ」と靴を飛ばしたことがあると思いますが、脱げやすい靴は、足には不健康です。

靴を履く時にかける数分は、決して無駄ではありません。
脱げにくい靴で、明日「元気」になーれ!

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