アレルギー性鼻炎に悩んでいませんか?
息苦しく、つらい思いをされている方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたへ、アレルギー性鼻炎の全容を教えてくれる書籍がこちらです。
花粉症やアレルギー性鼻炎について、わかりやすく解説されています。
今回は、『あんしん健康ナビ 花粉症・アレルギー性鼻炎』の中から、アレルギー性鼻炎の原因にもなるダニ退治のポイントを特別にご紹介します!
ダニ退治には、外に干すより、布団乾燥機が効果的
ダニやホコリによる通年性アレルギー性鼻炎の人の場合、特に大事になってくるのが、部屋の掃除です。
ダニの温床となっている場所は、大きく三カ所あります。
布団、畳、カーペットです。
特に布団が最大のすみかといってもいいと思います。
人生の三分の一は布団の中で過ごしているのが私たちですから、布団の中のダニをいかに除去するかが大事です。
まず、天日に干したり、布団乾燥機を使ったりすることで、ダニをある程度退治することができます。
ダニは50度の温度に20分さらされると死滅するといわれています。
また、ダニは乾燥に弱く、湿度が50パーセント以下になると生きていけないそうです。
ですから、確実に温度を上げて乾燥できる布団乾燥機のほうが、効率的にダニを退治することができるでしょう。
ダニが死んでしまったら、それでOKというわけではありません。
ダニの死骸や糞もアレルギーの原因なのです。
ですから、死滅させたダニは除去しなければなりません。
干した時に布団たたきでたたくだけでは、ダニの死骸や糞を除去できないといわれていますので、掃除機で吸いましょう。
布団用のノズルはホームセンターなどで数千円で売っていますので、それを使ってダニの死骸や糞をしっかり吸い取りましょう。
※スギなどの花粉症の人は、花粉が飛んでいる時期には、布団を外に干さないようにしましょう。
花粉が布団についてしまい、症状を悪化させてしまいます。
カーペットや掃除機の選び方も大切
カーペットもダニのすみかになりやすい場所です。
特に、畳の上にカーペットを敷いている場合は注意が必要です。
カーペットの下は湿気がたまりやすく、そのために畳にダニが繁殖しやすくなります。
できればカーペットの上には家具を置かず、定期的にカーペットを外して、下の畳の掃除をすることをお勧めします。
またカーペットの素材によってもダニの繁殖のしかたが変わります。
化学繊維とウールを比べると、ウールのほうが吸水力があるので、ウール製のカーペットはすぐに湿度が上がり、ダニが繁殖しやすいようです。
毛足の長い物よりも短い物、毛と毛が密集している物よりもすき間のある物のほうが、ダニが繁殖しづらいです。
最後に、掃除機選びも重要です。
せっかく吸ったダニやホコリが、排気口からまた出てしまっては、元も子もありません。
フィルター機能のある物や、排気の少ない物を選ぶとよいでしょう。