子どものことを思うあまり、つい過干渉になってしまうことはありませんか?
反対に、子どものペースを尊重しているつもりが、親として必要な関わりを逃してしまっていたり…。
難しい親子の距離感について、国際女性ビジネス会議に最年少で登壇した、西林咲音さんとその母親へのインタビューを通してお届けします。
聞き手は、先日発売の新刊『すべてを叶える』の著者・新谷典子さんです。
(1万年堂ライフ編集部より)
親子で花の種をまく
子どものハッピーに向けて、親ができること
私には、中2の娘、小5の息子がいます。
よく聞くフレーズ、「親の敷いたレールの上を子どもに走らせる」。
このレール問題についての私の考え方はこうです。
敷いたほうがいいレールと、いらぬレールがある。
基本的生活習慣を身につけさせる、「感謝」や「思いやりの心」を大切にするなど、生きるのに不可欠なレールを敷くのは大切。
「他人のよいところを発見して褒める」習慣、これは「いいレール」だと思います。
他人が成功したのを見て、親が、ネタミソネミを露わにするか、「すごい!きっと工夫、努力をされたんだろうね」と子どもに話しかけるかで、子どもの受け止め方の習慣、敷かれるレールが変わってくることもあるでしょう。
では、敷かないでいいレールとは何か?
それを知るには、レールを敷こうとしている時の、自分の心を深く見つめることが、鍵になると考えます。
心療内科医の明橋大二先生は、『子育てハッピーアドバイス2』に、
「子育てには、いろいろな考え方があると思いますが、どんな場合でもこれだけは忘れてはいけないということは――子どもを、自分の持ち物のように思わない、ということ」
明橋大二(著)『子育てハッピーアドバイス2』1万年堂出版
と述べられています。
子どもは、親のアクセサリーではありません。
「今、このレールを敷こうとしているのは、子どものハッピーを願ってのことだろうか?それとも、親の自己満足のためなのか?
すなわち、〝こんな、他人も羨むレールの上を走れる子どもを持っている『私』であると、他人に認めさせるため〟ではないか?
そのために敷かれるレールは、子には迷惑」
このように、私自身、自戒しています。
「子どものハッピーに向けて、親ができることって何だろう?」
これを私が考えるときに、ヒントをもらうのが、西林さん母娘です。
西林さん母娘とは、娘さんの咲音さんが高校生の時に出会いました。
咲音さんは、アプリ甲子園のファイナリストに選ばれ、平成30年に、第23回国際女性ビジネス会議に最年少(高3)で登壇。
この会議に出席していた私は、西林さん母娘と縁あって、お付き合いが始まりました。
お母さまが、ひたすらに娘さんのハッピーを願われ、絶妙な距離感で咲音さんを応援している姿を、私も見習いたい。
そんな西林さん母娘にインタビューする機会に恵まれたので、「親子でハッピー」の秘訣をお聞きしてみました。
子どもが楽しく、自分の強みを発揮していくには?
新谷 「 プログラミングについての講演会に登壇するなど、ますます活躍の幅を広げている咲音さん、とても楽しそうです。
どうしたら、子どもが楽しく柔軟に、自分の強みを発揮してゆけるか。
咲音さんが成長されるうえで、お母さまはどんな支え方をされてきたのでしょうか?」
咲音さん母「 彼女はすごく努力家なんですよ。やるって決めたことを絶対にやるので、親ながらそれはすごいなと尊敬していました。
本当に諦めないんです。普通、ちょっとやってできないと、やめちゃうかなと思うんですけど、多分ゴールから入るタイプで、そこに行くためには頑張る。
だからあまり興味がないことは、勧めても全然、見向きもしない感じでした。」
新谷「 例えば、勧められたけど、私は向いてないわ、と思ったことって咲音さんにあるのですか。」
咲音さん 「 実は中1のときに、母から「プログラミングをやったらいい」と言われたんですけど、興味ないよって断りました。
話を聞いたことも忘れていて。2年生になって、母のところにIT合宿のチラシを持って行って『これやりたい』と言ったら、『去年、やってみたらって勧めたよね』と言われて、そうだったかな? と。」
新谷「 そのIT合宿がきっかけでプログラミングを始めて、中高生アプリ甲子園でファイナリストに選ばれるまでになったわけですね。」
咲音さん「 興味がないことは本当にやらないし、できないんですけど、やりたいって思ったことでできなかったことはない気がします。」
咲音さん母「 やり始める前は、私から『やりたいって言ったよね、頑張ろうね』ということは言いました。やり始めてからは、無理して続けていないか気がかりで、『やめようか』という提案も。」
咲音さん「 『やめたら?』って何回も聞かれました(笑)」
咲音さん母「 若いママたちに『何の習い事がいいですか?』って聞かれるんですけど、本人がやりたいと思えることはやらせてみて、ダメだと分かったらすぐにやめる。
それはすごく大事だと思うんですね。
やってみたいと思っていたけど、やってみたら思っていたのと違ったとか、楽しくないとか、いろいろあると思うので。
やめさせると、それがクセになって、何をやっても続かない子になってしまうんじゃないかと親は心配するんですけど、いろいろと経験しておくと、何年か経って、ふとその時が来て、またやり始めたりすることもあるかもしれないですし。」
◆◇◆◇◆
このように、西林さんから、子どもが自分らしく伸びる絶妙な距離感を探るヒントを聞かせてもらいました。
また、咲音さんが「ひといちばい敏感な子(HSC)」だと感じるエピソードもお聞きし、私(新谷)も、私の子どももそうですので、共感、同感の嵐!でインタビューも盛り上がりました。
このインタビューの続きは、先日発刊の、
『すべてを叶える~仕事も家庭も子育ても 思いを形にするハッピーマインドの磨き方』(新谷典子著)
でお読みいただけます。
『すべてを叶える』ご購入の方へは、この本の中に「出版記念音声ファイルプレゼント」のページがあります。
そこから、書籍へは未掲載のメッセージを新谷典子さんの語りで聴いていただけます(無料)。
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