国語、算数、理科、社会、英語。。。
子どもは学校で学ぶことがたくさんあります。
一度で理解し、身につくとよいのですが、授業で習ったはずのことが、わかっていなかったり、忘れてしまっていたりすることもありますよね。
そんなときはどうすればよいのでしょう?
今回は「漢字」の学習について、塾講師の阿部先生に教えていただきました!
(1万年堂ライフ編集部)
▼阿部先生の新刊が9月に発売されました!
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質問
子どもは小学5年生ですが、2年生で習う漢字がわからない時があります。2年生の分からやり直すべきでしょうか?
答え
漢字の場合は、現在習っているところから学習を固めましょう。
算数のような積み上げの教科であれば、基礎がわからなければ応用は解けません。
たとえば、掛け算ができないまま、分数の割り算をいきなり解くのは不可能です。
ですので、できない学年から学び直す必要がありますが、漢字はそうではありません。
2年生の漢字が書けなくても、5年生の漢字を覚えることはできるのです。
学ぶ手順としては、漢字の場合は、現在習っているところから学習を固めましょう。
5年生の子が、2年生の漢字から学び直そうとすると、5年生の漢字はできないままなので、学校のテストでは努力したことが結果に反映されず、達成感を得られません。
頑張りが即結果に反映されれば、嬉しいでしょうし、また頑張ろうという気持ちになります。
過去の取りこぼした部分については、夏休みなどの長期休暇を利用するとよいでしょう。
そのように勉強をさかのぼる場合、算数のように積み上げで理解できる内容か、そうでないかで判断しましょう。
ちなみに、「漢検」のテキストでは、5年生の内容は6級になります。
漢検用のテキストの特徴は、6級の内容は5年生の範囲だけでなく、1年生~5年生の範囲になるので、取りこぼしの確認をしながら5年生の内容も勉強できます。
積み上げでない勉強は目先の点数を上げることで、張り合いを持って取り組めるようになるので、ぜひその点に留意してサポートしてくださいね!