マンガで学ぶと分かりやすい
早いもので、今年も残すところ、あと一月半になりました。
今年は、新型コロナで生活様式が一変し、生き方を見つめ直す時間が増えたように思います。
そんな今、古典に注目が集まっています。
何百年という時代の風雪に耐え、読み継がれてきた「古典」には、何かがあるのでは?と、静かなブームになっているようです。
とはいえ、「古典」に関心はあっても、なかなか手が伸びない方もあるかもしれません。
高校時代、私は古典の授業が苦手でした。
古文に馴染めず、登場人物もイメージできず、「古典の壁」を感じていました。
『平家物語』なんて、「○○盛」ばかりで、誰が誰やらサッパリ分からない!?
この「壁」を取り払ってくれたのが「マンガ」でした。
『平家物語』や『源氏物語』など、マンガで読むと、人間関係が分かって、物語にすーっと入れるんですよね。
古典の中でも、難解でありながら、魅力的な名文で知られるのが『歎異抄(たんにしょう)』ではないでしょうか。
その『歎異抄』に、マンガで親しめる新刊『マンガ歎異抄をひらく』ができました。
『歎異抄』の言葉が、マンガのストーリーで理解できる
『マンガ歎異抄をひらく』は、古典の名著『歎異抄』を、初めてアニメ映画化した「歎異抄をひらく」(令和元年劇場公開作品)の漫画版です。
「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」
これは、『歎異抄』の中で最も有名な言葉です。
『歎異抄』を書いた唯円(ゆいねん)は、12歳の時、親鸞聖人(しんらんしょうにん)に出会います。
子どもの頃の唯円は、平次郎といい、物覚えがよくて、友達からも一目置かれる存在でした。
平次郎は、親鸞聖人に、こんな質問をします。
「なぜ善人ではなく、悪人が救われるんですか?」
誰もが疑問に感じるところだと思います。
この『歎異抄』は、歴史小説家の司馬遼太郎さんが、「無人島に1冊持ってゆくなら、『歎異抄』だ」と言われたことでも有名なんですよ。
そんな『歎異抄』を、ぜひ『マンガ歎異抄をひらく』で、味わってくださいませ。
詳しくはこちらをごらんください。
アニメ映画「歎異抄をひらく」について、詳しくはこちらへ