新型コロナの感染が広がり、子どもが病気になっても「病院へ連れて行くのが怖くて…」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
この冬、インフルエンザとのツインデミック(同時流行)も懸念されています。
保育園に通っていれば、ふつうに季節性の風邪や胃腸風邪をもらってきて、家族全員で体調不良になることも…。
発熱、咳、鼻水、嘔吐、下痢など、症状に合わせた正しいホームケアを、マンガでわかりやすくまとめた『子育てハッピーアドバイス 知っててよかった小児科の巻』は、そんな子どもの病気の疑問や不安に優しく答えてくれます。
家庭での医療最前線で奮闘するママ・パパへ、著者の吉崎先生からのメッセージと、書籍の一部をお届けしたいと思います!
(1万年堂ライフ編集部より)
子どもの体調に心配があっても、
「こんなことで受診していいのかな」
「診察が忙しいそうだから、医師や看護師には質問しづらい」
と気遣ってくださる声を耳にします。
とくにこの冬は、コロナとインフルエンザのために、例年以上にハードルを高く感じられているかもしれませんね。
最近は、オンライン診療やチャットを使った相談サービスも登場し、医療機関に行かなくて済んだり、比較的、気軽に相談しやすくなったりしてきましたが、大事な予備知識があれば、より上手に活用することができるのではないでしょうか。
コロナは、子どもはかかりにくく、重症になることも、とても少ないことが分かってきました。
小児科医は、コロナを過度に心配する影響のほうが心配で、支援が必要だと感じています。
この本は、小さな子どもによくある体調のトラブルの要点について、忙しい育児の、ホンのちょっとした合間に、少しずつ目を通せるように作ってあります!
小児科医・吉崎達郎
間違った情報に振り回されず、家庭で正しいケアを
『子育てハッピーアドバイス小児科の巻(増補改訂版)』
主な内容
1.風邪を引くたびに子どもは強くなる
2.発熱はワルモノじゃない!
3.セキや鼻水、嘔吐や下痢も体の防衛反応
4.病気を治しているのは、クスリ?
5.子どもはスゴイ回復力を持っている
6.病気の見通しを知り、安心して子どものケアを
7.ホームケアのキーワードは、「水」
★症状別 発熱「発熱は、ウイルスや細菌と闘っている証拠」
・熱が出ても、あわてないで
・子どもは40度を超えることがあります
・急いで受診すべきか迷ったときは……
・解熱剤で病気は治りません
・急に熱が出たときに起こすけいれん
・風邪のとき、お風呂に入れていいって、本当?
・どんな種類の感染症でも、「発熱」のホームケアは同じ
★症状別 セキ「セキは、肺を守る番人」
・セキには「加湿・保温・水分補給」
・セキが止まらない代表的な理由
・7日以上続くセキは注意
・ゼェゼェが出やすいのは、ぜんそく?
★症状別 鼻水「鼻水で、細菌もホコリもシャットアウト! 」
・鼻は「加湿機能つき空気清浄機」
★症状別 嘔吐「吐くのは、おなかに有害物が入ったサイン」
・「吐く」原因で、多いのは「おなかの風邪」
・ミルクを大量に吐くことがあります
・吐き始めは何も「飲ませない」
★症状別 下痢「おなかから敵を追い出す! 」
・ビックリ! 下痢の正体は?
・下痢止め薬と整腸剤は違うの?
・下痢でもふつうに食べさせて大丈夫?
・こんなのが脱水症状
・【コラム】「人間は体の中に海を持っている」
・下痢が多いときの水分補給は?
★Dr.明橋からのメッセージ
「子どもは病気にかかるもの、決してお母さんのせいではありません」
【Dr.明橋の相談室】
・おっぱいは、いつまで?
・敏感で泣き止まない赤ちゃん
・遊び食べにイライラ……
・食べ物の好き嫌いを減らすには
・仮病を使って登園しぶり
・育てにくいと感じる子
★小児科の悩みQ&A
・早く診てもらえば、早く治るのでしょうか?
・保育園デビューしたのですが、毎週のように熱を出します。咳や鼻水も治りません。何とかできないのでしょうか?
・予防接種は大切だと思いますが、副反応が怖くて、任意のものまで受けるかどうか悩みます。
・「風邪のとき、抗生物質はのませないほうがいい」と言うママ友達がいるのですが、本当ですか?
・湿疹が心配なときの離乳食はどうしたらいいですか?
・うちの子は、食が細いのですが……。
・受診したのに、病名がハッキリしなかったんですけど……。
【各専門科編】「子どもの病気のこと、もっと教えて」~皆さんのご質問に、専門医が答えます
「こんなときは、どの診療科を受診したらいい?」
★耳鼻科
・鼻水が続くときは、どうすればいい?
・風邪を引くとなる「中耳炎」の謎
・花粉症の原因、調べます
・気持ちのいい耳掃除のコツ
・「いびき」がパパより気になるとき
コラム「ママの声が届いていますよ」
★皮膚科
・この発疹は何?――解読の手引き
・もっと知ってほしい「アトピー性皮膚炎」
・アトピー性皮膚炎Q&A
コラム「お母さんも、時には息抜きを」
・あせもは、出始めが肝心
・とびひを広げないコツ
・水いぼ――取るべきか、取らざるべきか
・冷やして気持ちいい虫刺され
・やけどは1秒でも早く冷やす!
★歯科
・イヤイヤ期でもできる、虫歯予防
・初めての虫歯治療を、予防への大きな一歩に
・これならできそう「正しい歯みがき法」
・世界で虫歯が減っている!? フッ素利用NOW
・「虫歯のない大人」も夢ではありません
・歯並びが気になっています
★眼科
・「近視」=「目が悪くなった」という考えは、間違いです
・「レーシック」について聞かせて
・赤ちゃんの目が時々、斜視のように見えます
・乳幼児でも、視力検査が大切なの?
・どうしてこんなに「目やに」が多いの?
☆ママ、パパにもできる、応急手当
☆子どもによくある感染症一覧
☆知っ得小児科関連サイト
家庭に1冊、ホームドクターを。続きはこちら
小児科はもちろん、気になる子どもの病気について、ほかにも耳鼻科、皮膚科、歯科、眼科、精神科医の医師が分かりやすく、サポートしてくれるのが、『子育てハッピーアドバイス 知っててよかった 小児科の巻 増補改訂版』です。
これ一冊あれば、まるでホームドクターが家にいるような安心感。
「うわっ、どうしよう!?」となる前に、ぜひ、読んでみてくださいね。