年も明けて寒さが一段と増す今日この頃、春が待ち遠しいですね。
でも、春が来るのが嫌だなと思っている人も多いかもしれません。
春はスギ花粉の飛ぶ季節でもあるからです。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、のどのかゆみ。
想像しただけで今から憂鬱になる、という方も多いのではないでしょうか。
特に今年は新型コロナウイルスの流行がまだ治まらないまま花粉症シーズンを迎えるかもしれません。
できるだけくしゃみや鼻をかむ回数を減らしたいところです。
そんなあなたに今から花粉症対策をお教えしましょう。
これを知れば、あなたの花粉症ライフは今までより楽なものになるでしょう。
まずは花粉について知ること。今年はどれだけ飛ぶのか
今年のスギ花粉は、例年(過去10年の平均)の飛散数と比べて少なめと予想されています。
(2021年春の花粉飛散予測(第2報) – 日本気象協会 tenki.jp より引用)
しかしこれは過去10年の平均との比較ですから、これだけを見て油断してはなりません。
遠い昔のことは忘れてしまいますから、「昨年と比べてどうか」のほうが実感がわくでしょう。
実は昨年は花粉の飛ぶ量が少なかったので、昨年と比較すると、今年は多くの地域で昨年の飛散量を上回る見込みです。
(2021年春の花粉飛散予測(第2報) – 日本気象協会 tenki.jp より引用)
ですから多くの地域では、昨年よりは今年のほうが症状が強くなると思われます。
油断せずしっかり準備をしましょう。
花粉症の治療の第一は花粉を避けること
花粉症治療の第一は、薬でも手術でもありません。
それは「花粉を避けること」です。
花粉を寄せ付けないためには、マスクとゴーグルが必需品です。
マスクやゴーグルを使うことで鼻や目に花粉が入ることをかなり防ぐことができます。
ある調査(https://tinyurl.com/yaw7asnm)によると、
普通のマスクを付けることによって、付けない時の1/3の花粉しか鼻に入ってこず、花粉症用のしっかりしたマスクをすれば1/6の花粉しか入ってこないそうです。
また、普通のメガネを付ければ付けない時の1/2の花粉しか目に入ってこず、花粉症用のゴーグルをすると1/4の花粉しか入ってこないそうです。
さらにワセリンを目や鼻のまわりに付けると効果が倍増します。
これは以前1万年堂ライフで紹介しました。
花粉を最強に防御するインナーマスク
もっと花粉を防御したい人には、環境省のホームページで紹介されているインナーマスクをお勧めします。
インナーマスクの作り方を紹介しましょう。
【用意するもの】
・10センチ四方のガーゼ2枚
・化粧用コットン2枚(おおよそ)
・不織布マスク1枚
1. ガーゼを10cm四方に切ったものを2枚用意します。
2. 化粧用のコットンを俵型に丸めて、①のガーゼ1枚でくるみます。これがインナーマスクになります。
3. マスクの顔に当たる側に、①のもう1枚のガーゼを4折りにして当てます。
4. 鼻の下(入り口)に②のインナーマスクを置きます。
5. ③のガーゼをあてたマスクを装着します。
このようにすることで、花粉の99%を防御できるそうです。
もし息苦しい場合には、コットンの量を半分にしてください。
マスクをぴったり装着するのは大前提です。
花粉症対策の詳細は、『あんしん健康ナビ 花粉症・アレルギー性鼻炎』に書かれていますので是非お読みください。
最近注目されている舌下免疫療法は、スギ花粉症に対して効果のある治療ですが、花粉飛散シーズンには、治療を開始することができません。
6月から12月に治療を開始することが推奨されています。
これについては、以下の記事をご覧ください。
花粉症の時期は本当に大変ですが、うまい花粉とのつきあい方を探すことで比較的楽に過ごすことができます。
あなたのライフスタイルにあった花粉対策を是非探し出してみてください。