コロナウイルスの予防には何が効果的?
現在もコロナウイルスの感染が広がっています。
「治療に勝る予防はない」と言われるように、日々予防に心掛けることが大切でしょう。
三密を避ける。
手洗いをする。
うがいをする。
マスクをする。
いずれも予防効果があると言われています。
マスクは他の人への感染を防ぐために、マナーとして着用が一般的になってきました。
また口の中をきれいにすることも大切です。
歯周病菌がウイルス感染を助長する可能性があると言われているからです。
歯ブラシで口の中をいつもきれいにしておくことは、ウイルス感染の予防につながります。
うがいが大事なのはなぜ?
風邪とインフルエンザとコロナの違いをまとめてみました。
いずれも、上気道に初期症状が現れます。
接触した手で顔や目を触ることにより、粘膜からウィルスが侵入し、感染してしまうのです。
飛沫感染やマイクロ飛沫感染は、咳やくしゃみ、会話で唾液や体液が飛び、それがのどや鼻の粘膜に入り、粘膜から取り込まれて感染します。
その為、うがいをしましょうという予防策になるのです。
うがいでは痛い部分に届かない
しかし、風邪をひいたりしたときには喉の奥が痛くなります。
そこでうがいをしても、痛いところに届いていないなと感じるのではないでしょうか。
それは、どれだけうがいをしても、うがいでは痛い部分に届かないからです。
痛いと感じているところは、喉のもっと奥の部分なのです。
ですから、その部分を洗い流してやる必要があります。
うがいでは本当に痛いところには届かず、喉よりもっと上の部分を洗う必要があるのです。
鼻うがいの方法
では、喉よりも上の部分を洗うにはどうしたらよいのでしょうか。
その方法が鼻うがいです。専用のキッドがあります。
鼻うがいの器具はいろいろ販売されていますが、例えば「サイナスリンス」という鼻の中を洗う器具です。
ネットでも購入できます。
専用のパウダーを入れて、一定ラインまでぬるま湯を注ぎましょう(人肌程度)。
そしてうつむいて、「エー」と発声しながら片方の鼻の穴に筒先を入れてぬるま湯を押し出すのです。
すると反対側の鼻の穴からぬるま湯が流れ出てきます。
同時に鼻の中がぬるま湯で温かくなるのを感じるでしょう。
これで、喉の奥が洗いだされてきれいになりました。
行ったあとは鼻がとてもすっきりするので、おすすめです。
私は1日1回、仕事が終わった後に実施しています。
診療室のスタッフも全員行っています。
私たちは人と接する仕事ですので、「これでもう人とは接しない」という状態になったら、鼻うがいを行い帰宅するのです。
帰宅途中で人に会われる方は、帰宅後に実施されるとよいでしょう。
コロナの予防だけでなく、花粉症の時にも効果がありますので、ぜひ実行してみてください。
予防には、あいうべ体操もおすすめです。
こちらの記事で解説しています。