主婦として、母親として、「みんなの希望を叶えたい」と頑張っていても、現実は「あれもできてない、これもできてない…」と落ち込むことはありませんか?
ワークライフインテグレーションという言葉があります。
仕事とプライベートを統合(インテグレーション)する考え方で、どちらも充実させることができます。
「ワーク・ライフ・バランス」という考え方との違いは、「仕事とプライベートを別々に考えない」点です。ワーク・ライフ・バランスは仕事とプライベートの時間を別々に考え、双方のバランスを取ろうとします。
ワーク・ライフインテグレーションの考え方を取り入れれば、生産性の向上や、仕事とプライベートの充実、さらに自己管理能力の向上などのメリットがあげられます。
『すべてを叶える』の著者・新谷典子さんから、特に二者択一を迫られたときに大切な「ワーク・ライフ・インテグレーション」という考え方について、書籍への反響と最近のエピソード(具体例)もまじえながら話していただきます。
(1万年堂ライフ編集部より)
著書『すべてを叶える』を多くの働くママたちにも読んでいただき、その喜びのお声に私も励まされております。
30代の働くママ読者Mさんは、復職されて、これから新たな事業立ち上げに向かうところ、壁にぶつかり悩んでいたときにこの本が書店で目に留まったそうです。
Mさんからの声を一部、ご紹介いたします。
『すべてを叶える』を書店で購入、本当にステキな出会いに感謝いたします。
まさにトキメキを感じて手に取った本の中から、これほどまでに輝くものを得ることができたこと、そして典子さんとの出会いをとてもうれしく思います。
いとこにも本をプレゼントしました。
Zoom(オンライン・ミーティング)での新谷のカウンセリングに申し込んでくださったMさんに、私から観たMさんの魅力、才能、それをどのように活かしてゆけば道を拓くかをお伝えすることができ、Mさんが喜んでくださった実りあるひとときでした。
仕事が大好きで、子育ても一生懸命なMさんを、これからも応援していきたいと思います。
また、Nさまからこんなご感想を頂いております。
仕事と家庭のバランスのとりかたで悩んでいます。
『すべてを叶える』の第二章を読んで、なるほど!これができたら解決するな、と思い、家での学びを職場でも活かしてみよう、と思ったものの、たとえば家での学びを職場で活かすって、どういうことだろう……とわからなくなりました。
なかなか インテグレーション(統合)というわけにはいかず、どう工夫したらよいのでしょうか?
同じ疑問を抱いた方もいらっしゃるかもしれませんので、このNさまのお悩みにどう答えたかを(Nさまの個人情報に差しさわりない範囲で)、皆さんにも共有したいと思います。
まず、Nさまのメッセージ内に書いてある『すべてを叶える』第2章を一部、抜粋いたしますね。
work life integration(ワーク・ライフ・インテグレーション)~仕事と家庭、掛け算ワークで
「work life integration(ワーク・ライフ・インテグレーション)」は、高橋俊介氏(慶應義塾大学 特任教授)などによって、提唱されたと聞きます。
「ワーク・ライフ・バランス」の「仕事と個人生活の二者バランス」という考えから、さらに進めた考え方といえましょう。
「ワーク(仕事)」と「ライフ(個人生活)」は、相反するものではなく、どちらも私の人生の流れの中にありますから、同じ時間軸の中で「インテグレーション(統合)」することで、人生全体の充実を求める。
この概念を、私の身に引き当てて考えますと(本来の意味と違う解釈かもしれませんが)、私にとって「ワーク」は「生きるための活動すべて」であり、「ライフ」は「人生そのもの」。
つまり、「仕事、子育て、家事、趣味生活、勉強」その他、幸せに生きるための活動は、全て私にとって「ワーク」です。
母・妻・嫁・一女性としての「ワーク」。
それら全ては、「ライフ」=「人生そのもの」を輝かせるために大切な要素であり、「仕事」と「子育て」のワーク自体に優劣があるわけではありません。
各々の「ワーク」を、どう統合していけば、各人の「ライフ」がかけがえのないものになるか。
その、他人に委ねることのない舵取りこそが、醍醐味ではないでしょうか?
「仕事と家庭をどうやって両立しているのですか?」という質問を受けることがあります。
会社の執行役員であり、夫がいて二児の母で、義父母、義祖母ともに同居、さらに近所付き合いコミュニティーも密な京都住まいの背景を見てのことかもしれませんが、私の中には、「両立」という意識はないのです。
「子どもがいたら、その分、自分の時間を取られて、仕事をするひまがなくなると思うと、出産に踏み切れない」との声も聞きます。
しかし、私の実感からすると、家族が増えたら、仕事の時間は引き算になったとしても、結果として「ワーク」全体の効果は引き算ではなく足し算、いえ、いっそ掛け算。
「可愛くてたまらない子どもと一緒にいられるはずの時間を、仕事に充てているからには、仕事を終えたらますます、子たちにプラスを届ける自分に変わっていたい」という思いで仕事をしています。
一方、職場では、家族からもらった元気をもとに、私ならではの仕事で仲間に貢献し、ベストの結果を出したい。
そんな思いが「掛け算効果」を生んでいるのかもしれません。
(『すべてを叶える』より引用)
二者択一を迫られたとき、どちらも叶えるには?
さて、Nさまのお悩みは、
仕事と家庭のバランスのとりかたで悩んでいます。
『すべてを叶える』の第二章を読んで、なるほど!これができたら解決するな、と思い、家での学びを職場でも活かしてみよう、と思ったものの、たとえば家での学びを職場で活かすって、どういうことだろう……とわからなくなりました。
なかなか インテグレーション(統合)というわけにはいかず、どう工夫したらよいのでしょうか?
でしたね。
Nさまには、たとえばこんな事例があることをお伝えしました。
嫁姑トラブルも乗り切り、家族の絆が深まる新たな視点
Sさんのご家庭での出来事です。Sさんは私(新谷)と同様、一男一女をもち、姑さんとも同居する40代の働くママです。
ある日、Sさん宅でこんな出来事があったそうです。
Sさん家において、脱水後の洗濯物のしわの伸ばし方をめぐっての嫁姑バトルが勃発。
姑「水アイロンがいちばん。いちばんきれいにしわが伸びるから、板の上に一枚ずつ重ねてしばらく置きなさい」
嫁(Sさん)「そんな悠長なことやっておれません。こんな風にシャツも思いきり30回ほど振ったら、しわなんてきれいにのびます。それか、パンパンたたくのが一番早くてきれい」
お互い、譲らず。しまいには、
「どっちのやり方が、きれいにしわを伸ばせているか判断してもらいましょ!」
と息子(Sさんの夫)が審査員に駆り出され、板挟みの憂き目に……。
「さあ、どっちを選ぶの?・・・水アイロンか、パパパン」
水アイロン(姑)とパパパン(Sさん)の狭間で、バトルは洗濯物のしわの伸ばし方にとどまらぬ重い意味をまとってきたのです。
Sさんの夫は窮地に立たされました。水アイロンかパパパンか、母か妻か……どちらを選んでも、大変な結末になりかねません。
そこへ、Sさんの小学生息子が登場。
「おばあちゃんも、お母さんも、いつも洗濯してくれてありがとうね。僕、お年玉で乾燥機買ってあげる。そしたら、しわの心配もしなくていいしね。なんぜんえん(何千円)で買えるのかなあ・・」
Sさんも姑さんも、顔をほころばせ、バトルは終了しました。
このSさんのご家庭でのエピソードを通じての学びは、A案かB案か、二択ではなく、“皆が喜ぶ第三の案があるのではないか”ということです。
例えばこれが、仕事でも大いに活かせる視点です。
家の学びを職場に活かす。
A案でもなくB案でもなく、「第三の案」が膠着状態から脱け出す鍵になるかもしれません。
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