各地で春一番が観測されました。寒さが残りつつも、少しずつ春の気配を感じるこの頃、お子さんの進級が楽しみな時期でもありますね。
お子さんの勉強について、塾経営、家庭教師歴30年の阿部順子先生にお聞きしました。
(1万年堂ライフ編集部)
▼阿部先生の書籍です!
質問:小学4年生と2年生の子どもがいます。周りでは、勉強をたくさんさせる親とそうでない親との差があります。勉強はどこまでさせたらいいのでしょうか?
答え:お子さんの気持ちや能力・適性を尊重したうえで、円滑に進められる「量・内容」を考慮することが大切です。
私見ではありますが、勉強はできたほうがいいし、できれば自信につながります。
学歴もあったほうがいいと思います。
できるならば、たくさん勉強をさせたほうがいいと思います。
けれども、勉強はきりがありません。
そして何よりも、「やらせ方」が大切です。
お子さんの気持ちや特性を考慮せずに学習環境を与えてしまうと、逆効果になってしまうことがあります。
お子さん1人ひとりに個性があります。
知的関心が高いお子さんは、図鑑を読んだり、知的なクイズを解いたりして、図らずも知識や知能を高める行為をしています。
また、考えたり暗記したりと机に向かってコツコツ学習することが好きなお子さんもいれば、じっとしているのが苦手で体を動かすことが好きなお子さんもいます。
暗記力も理解力も1人ひとりまるで違います。
始めるのであれば、お子さんの気持ちや能力・適性を尊重したうえで、円滑に進む「量・内容」を考慮することが大切です。
また、難問に関しても、いきなり解かせるのではなく、易しい問題ができて喜びを味わい、自信がつき意欲が出てから解かせると、より効果的です。
今は、低年齢から学習をしているお子さんも多くいます。そのような家庭の話を聞いたり目にしたりすると、わが子もさせなければと心配になるでしょう。
何より大切な点は、親自身が周囲の目に捉われないことが大切です。
親が周囲の話を聞いて不安になったり、比較したり、迷ったりすることで、子どもが傷ついたり、歪んでしまったり、自信をなくしてしまう要因につながります。
他の子と比べるのではなく、わが子の過去と比較して、成長に喜びを感じながら進めてみてください。
そのような環境があれば、どんな子でも、素直に前向きに自分なりに能力を発揮できる子どもに成長していけるでしょう。
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