ハプニングは、するりと回避!するはずだったのが…
子育てをしていると、ちょっとしたハプニングなんて日常茶飯事。
でも、大きなハプニングに見舞われてしまったら…?
よしみママも、普段から注意して危険を回避!……していたはずが、今回はお気に入りの椅子に起こった、悲劇のハプニングエピソード。
一体、どうやって乗り切ったのでしょう?
長男のたいしょうくんは、今や日本で最も注目される実力派俳優&アーティストとして活躍中!(記事最後のメモリアル写真をチェック)
悲劇が喜劇に変わる瞬間を、ぜひお見逃しなく。
(1万年堂ライフ編集部より)
【登場人物紹介】
母・よしみ
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一家のアイドル!明るく楽しい性格で、家族をあたたかく包み込む。3人のわんぱく兄弟にも負けない、パワフルお母さん! |
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父・あらた
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一家の大黒柱!経験豊かなアドバイスで家族を明るい方向へ導く。熱血漢で時々怒りっぽいけど、愛情深いお父さん! |
長男・たいしょう
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強くて優しい、みんなの頼れる大将! チャレンジ精神旺盛な頑張り屋で、オールラウンドな才能の持ち主。 |
次男・けんと
(長男と3歳差) |
観察力ピカイチ、しっかり者の次男坊! 空想好きで、ゲームだったら家族の誰にも負けないクリエイタータイプ。 |
三男・あらき
(長男と7歳差) |
誰からも愛される、かわいい末っ子! 好奇心いっぱいで人懐っこく、周りが放っておかない一家の隠し玉。 |
見るだけでうっとり…大切に飾っていた“モーモーの椅子”
みなさん、お気に入りの家具やインテリアってありますか?
私は「モーモーの椅子」と呼んでいる、牛の毛皮張りの椅子が、大のお気に入りだったんです。
どのくらい好きかというと、もう座ったこともないぐらい……!
リビングの一角の和室を黒いフローリングに貼り替え、壁紙をコンクリート打ちっぱなしの模様にして、そこに飾っていました。
「あぁ、おしゃれ〜」
と、見るだけで素敵な気持ちになれる空間だったんです。
そのモーモーの椅子は、インテリア雑誌で一目惚れした一点物。
主人におねだりして買ってもらった貴重なもので、とても大切にしていました。
それがまさか、あんなことになるなんて……。
「えっ!?裂けてる!?」高級椅子に起きた突然の悲劇
悲劇は突然、起こりました。
ある雨の日、いつものように三男の友達が5、6人、家に遊びに来ていたときのこと。
息子たちは、モーモーの椅子付近で、ワ〜〜〜ッと大騒ぎをしながら、ゲームに夢中でした。
何となく嫌な予感はしたものの、私は用事があったので、いったん外へ。
帰ってくると、部屋はもぬけの殻。さっきとは打って変わったような静けさでした。
「なぁんだ、みんなもう帰ったんだ」
そう思って、ふとリビングの奥を見ると……。
なんと、椅子が裂けてるじゃないですか!しかも真っ二つに!!
「えぇっっっっ…………!?」
とにかくショックで、頭が真っ白。
どうにか気持ちを落ち着かせ、帰ってきた三男に、
「これって……誰がやったん?」
ところが三男は、さらりと
「知らんで~」
の一言だけだったのです。
わき上がるのは「怒り」……ではなかった!?
「知らんで~って、なんでやねん!?」とは思いましたが、恐らく三男は本当に知らなかったのでしょう。
椅子が裂けた現場は、目撃していなかったんだと思います。
ショックとともにわき上がるのは、どうしようもない「怒り」……ではなく、「後悔」でした。
そして、走馬灯のように脳裏を駆け巡るのが、モーモーの椅子が素敵に佇んでいたあの情景。
「正直アブないなぁ~とは、自分でも思ってたんやけど……」
「この椅子で遊ばないでねって、一言伝えておけば……」
「どうしてあの時、あそこに置いたままにしてたんやろ?」
激しい後悔と、そして、
「私が悪かったんや~~~」
という反省の気持ちでいっぱいになりました。
子どもは壊して当たり前。足りなかったのは大人の配慮
子どもは、物を壊して当たり前。
そんなことは、これまで嫌というほど経験していたのに……。
もちろん、いろいろな工夫もしていました。
例えば、和室をフローリングに変えたのも、兄弟がプロレスごっこをして、畳にすぐ穴をあけてしまうからだったんです。
障子は、子どもたちにとっては、破るのが楽しくて仕方がないおもちゃのようなもの。
張り替えてもきりがないので、ついには外してしまったり…。
また、雨の日に男の子が集まっての室内遊びは、勢いがすごい!
外で走り回りたい気持ちを発散させているんですよね。
だから雨の日は、家の中で野球をするのも(もちろん、やわらかいバットとボールで)、我が家ではごくごく普通の光景。
壁が汚れたら、壁紙を張り替えればいいし、床に穴があけば、フローリングを貼り直せばいい。
そう思っていたんです。
だからこそ、椅子を避難させておかなかったことを、ただただ後悔。
こちらの注意不足としか思えませんでした。
物が壊れても、子どもの心を壊さないために(まとめ)
子どもが大切な物を壊してしまった!という経験は、どんなご家庭にもあるのではないでしょうか。
「誰がやったの!?どうしてこうなったの!?」
と、ついつい子どもを一方的に責めてしまいがちです。
そこをぐっと我慢して、子どもに反省をうながすのって、本当に難しいですよね。
まずは一呼吸、冷静になってから、お子さんと向き合ってみてくださいね。
もちろん、大事な物の置き場所を十分に考えておくことや、事前の言葉がけはとっても大切。
「今日は、この部屋には入らないでね」
「この椅子は危ないから座らないでね」
「これはお母さんの大事なものだから、触らないでね」
など、子どもにも、きちんとルールや親の願い事を伝えておきます。
これはまだ言葉が分からないような小さい頃からでも、意外と効くんです。
前もって起こりそうなことを予測して、準備をしておく。
ただ子どもは、やっぱり物を壊して当たり前。
「私が悪かったんや~」というところに親が立てたなら、少しは楽になれるし、未然に防げることも増えると思いますよ。
(From よしみ)
メモリアルフォト
左から、長男の菅生大将くん(菅田将暉さん)、三男の菅生新樹くん、次男の菅生健人くん
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