「物があふれて、なかなか部屋が片付けられない……」
そんな悩みはありませか?

片付けたい気持ちはあっても、同時に、それを邪魔している心もあることに気づいていないからかもしれません。

「みんな、すぐに飽きるんだから!」

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スーパーに行くと、つい、あれもこれもと買ってしまい、冷蔵庫の食材を使い切るのに苦労したことはありませんか?

ネットショッピングでは、絶対に欲しいと思って購入したはずなのに、このマンガのように「使っていない物の山…」という結末を迎えることも少なくありません。

物がなければ、散らかることも、片付ける手間もなくなるはずです。

にもかかわらず、余計な物があふれて「片付けられない……」と悩むのは、何でも欲しがって、すぐに飽きてしまう“人間の本質”からくるものと言えるでしょう。

一生懸命になるのは「コレさえあれば」と思うから

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    欲しい物が手に入ると、とっても気持ちがいいよね。

人によって何が欲しいかは様々ですが、誰にでも「これがあればきっと、毎日楽しく過ごせる」と思っているものがあります。

子どもなら、今人気のキャラクターグッズやおもちゃ、自分専用のゲーム機器。
大人なら、ネットの口コミで見た便利な家電や、美容用品、趣味やブランドの品、大きなものでは、車やマイホーム……。

物を買ったり、そのために仕事を頑張ったりするのは、より快適な生活を手に入れるためでしょう。

ずっと欲しかったものが手に入ったときには、子どもはもちろん、どんな人も胸が踊り、うれしい気持ちでいっぱいになります。

満足感は、いつまでも続かない

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    「こころ」は「コロコロ」変わるもの。

しかし、その喜びは、どれだけ長く続いているでしょうか。

冷静に振り返ってみると、実は、買ったときがワクワクのピークで、その後は、驚くほど短時間で気持ちが薄れていくことがよくあります。

これは、欲しいものを手に入れた満足感だけの話ではありません。

趣味に没頭する楽しさ、「今度こそは3キロ痩せる!」という決意、好きな人と一緒にいるドキドキ感など、ずっと続くと思っていた気持ちは、いつも気がつくと色あせてしまっています。

一体なぜなのでしょうか?

700年前の名著『歎異抄』では、どんなものも続かない、ということを「無常」といわれています。

どんなものも、と聞くと、形のあるものばかりが思い浮かぶかもしれませんが、いつまでも続かないのは、目に見えない「心」も同じです。

・小学校の頃に夢中になっていたカードゲーム、今は全然やりたいと思えない。
・昔好きだった芸能人、なんであんなにハマってたんだろ……
と不思議に感じることはないでしょうか。

同じ「私の心」といっても全く同じではなく、移ろい続けていることが分かります。

飽きた時のむなしさが教えてくれること

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    心変わりを感じたときが、自分と向き合うチャンス。

私たちは、何かに熱中しているとき、その気持ちがいつまでも続くと思い込んでいます。

そして、いつまでも続くと思っていた熱が冷めたとき、まるで楽しい夢から覚めたように寂しくなったり、なんであんなに時間やお金を使ったんだろう…とむなしくなったりします。

「どうしていつも気持ちが続かないんだろう……」と感じた時こそ、
その心を客観的に見つめ、自分にとって本当に大事なものって何だろう、と人生の断捨離を考え直す良い機会なのかもしれません。

今いちばん読むべきロングセラー『歎異抄をひらく』

あっという間に過ぎていく人生、一体何を大事にしたらいいんだろう…。
仕事や子育ての手が空いた瞬間、ふと考えることはありませんか。

そんな疑問にそっと寄り添い、生き方のヒントを与えてくれるのが、700年前の名著『歎異抄』です。

ロングセラー解説書『歎異抄をひらく』(高森顕徹 著)には、「人生の最後に、支えてくれる一冊」として、日々、読者の皆さまから感動の声が届いております。

「心に勇気をもらいました。」(68歳・女性・主婦 大阪府)

「人間の本質について考えさせられる、人生の指南書でした。何度も読んで、さらに意味を深めていきたいです。」(53歳・男性・会社員 宮崎県)

「夫が亡くなり、寂しくてむなしい日々。さらに、『末期ガン』の宣告を受けました。やりきれませんでした。
死の恐怖との闘いの中、この本に出合いました。手にとって何度も読み返し、心静かな気持ちになり、毎日を過ごしております。ありがとうございました。」(82歳・女性 埼玉県)

(『歎異抄をひらく』への愛読者カードより)

マンガ『こども歎異抄』とは

子どものころ、ひそかに感じていた、素朴な疑問。
家族や学校の先生に聞いてみても、「まぁそんなものだよ」「考えてもどうしようもない」とごまかされて、モヤモヤした経験はありませんか?

大人になるにつれ、知りたかった気持ちにはフタをして、目の前のことに追われる毎日。
「心とは?」「人間とは?」「生きるってどういうこと?」
今さら人に聞けなくなってしまった人生のギモンを、700年前の名著『歎異抄(たんにしょう)』を通じて、少し深めに掘り下げるマンガ連載が、『こども歎異抄』です。

(1万年堂出版編集部)