1. 人生

映画「親鸞 人生の目的」へ、明橋大二先生から応援メッセージが届きました!

ベストセラー書籍『人生の目的』『歎異抄をひらく』の2冊(いずれも高森顕徹著)を原作とした映画「親鸞 人生の目的」が、いよいよ今月末(2025年2月28日)に公開されます。

『なぜ生きる』(高森顕徹監修)の著者で、精神科医の明橋大二さんから、このたび映画「親鸞 人生の目的」への応援メッセージが届きましたので、ご紹介いたします。

明橋先生からのメッセージ
この映画の中で、忘れられないシーンがある。
一人の女性が、突然の肉親の死に耐えきれず、雨の中、家を飛び出し、行方が分からなくなる。ようやく見つかった場所は、橋の上。思い詰めた表情で濁流を見つめるその人に、親鸞聖人が声をかけると、彼女は涙を流しながらこう問いかける。
「私には、生きている意味が分からなくなりました」。
人は、生きることに絶望した時、生きる意味を問わずにおれなくなる。
この問いは、私が精神科医として、何十回、何百回と、問い続けられてきた問いであり、私自身が抱え続けてきた問いでもある。
仏の教え、仏教と聞くと、多くの人は、葬式法事の時だけに用事があるものと思っている。インバウンドでは多くの外国人が来日し、こぞって日本の寺社を訪ね、その空気に触れようとする。しかしでは、仏教は何を教えたものか、語れる人がどれだけあるだろうか。
だがこの映画は、その仏の教えが、今を生きる人々の苦しみに直結し、その解決への道を指し示していることを教えてくれる。
8歳にして、生きる支えとしてきた母を亡くし、次は自分の番、死んだらいったいどこへ行くのかと悩む親鸞聖人。親の決めた枠組みの中でしか生きられない生活に何の喜びも見出せない人。貧困の中、栄養失調で亡くなる家族を助けられず、罪悪感に苛まれ続ける人。
それらの姿は、八百年の時を超えて、生きることに悩み苦しむ現代の人々と、まるで生き写しのようである。
そういった人々が、法然上人の説く、既存仏教の常識を打ち破る、驚くべき仏の教えによって救われていく。
人は煩悩あるがままで救われること。老若男女貧富身分の差なく、すべての人が平等に救われること。
一度見ただけではすべてを理解することは困難かもしれない。
しかしここには、「私たちは何のために生きるのか」「本当の幸せとは何か」という、古今東西、すべての人々の根源的な問いへの答えが描かれていると思えてならない。
多くの人に見ていただきたい映画である。

精神科医 明橋大二


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(C)「親鸞 人生の目的」映画製作委員会 2025

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