今、『歎異抄』への注目が日本中から寄せられています。
テレビでたびたび取上げられ、NHKの人気番組「100分de名著」でも紹介されました。
日本は、世界でも類を見ないほど人口減少が続き、政治もスキャンダルによる政治家の突然の辞任が頻発、さらに2011年の東日本大震災を始め、大きな災害に見舞われ続け、先の見えない社会にあります。
その不安から「本当に大切なこと」を知りたいと、心の奥底から思う人が増えているのだと思います。
その「本当に大切なこと」を教えてきたのが仏教です。そして仏教の書物の中で、不思議な魅力をもち、「もっとも多く読まれた古典」が、『歎異抄』です。
約700年前に書かれた歎異抄ですが、多くの知識人、文学者、あるいは哲学者に大きな影響を与えてきました。西田幾多郎・田辺元・倉田百三また夏目漱石をはじめとする著名人は、歎異抄に魅了された一人です。
「一切の書物を焼失しても『歎異抄』が残れば我慢できる」(哲学者・西田幾多郎)
先の見えない世の中でも、変わらない生きる指針とは何か。
それを歎異抄から学びたいという人に、お勧めしたい一冊が、『歎異抄をひらく』です。
歎異抄の解説書として、最適な本です。また浄土真宗、親鸞聖人の教えを学びたい人にもぴったりの書籍です。
この記事では、その『歎異抄をひらく』の6つの特長をご紹介します。
※追記※その『歎異抄をひらく』の映画化が決定しました!詳細は追って公開いたします。
特長1.歎異抄を味わい尽くせる3部構成
本書は、大きく3部で構成されています。
第一部は、『歎異抄』の意訳です。
原文の真意が伝わるように、できるだけ平易な「意訳」を掲載しています。
第二部は、 『歎異抄』の解説です。
歎異抄を読んで、特に関心の寄せられる部分を詳しく解説しています。
これまであまり明らかにされていなかった箇所や、大きく誤解されている部分の解説を掲載しています。
例えば以下のようなものです。
2、「弥陀の救いは死後である」の誤解を正された、親鸞聖人のお言葉
3、「念仏さえ称えていたら助かる」の誤解を正された、親鸞聖人のお言葉
9、 なぜ善人よりも悪人なのか?「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」の誤解を正された、親鸞聖人のお言葉
18、人類の常識を破り、生きる目的を断言された、親鸞聖人のお言葉
第三部は、 『歎異抄』の原文です。
読みやすい大きな活字で、『歎異抄』全章の「原文」を、一挙に掲載しています。
歎異抄すべてを声に出して読みたい時に最適です。
特長2.書道の大家による歎異抄の名筆
第一部では書道の大家・木村泰山氏による、毛筆の歎異抄の原文が掲載されています。名文美文が、達筆でさらに輝きます。
特長3.桜の華やかな写真
華やかな写真を入れて仕上げたのが、『歎異抄をひらく』です。
見逃せないのは、ふんだんに盛り込まれた桜の写真。
表紙にも桜の紅色が映えますが、3部構成のそれぞれに、一部のところには1枚、二部、三部にはそれぞれ5枚、各章の「カラー」に合わせた色合いの写真が入っています。
読者の皆様からも「落ち着く」と、好評を頂いています。
特長4.大きな文字で読みやすく
さらに、大きな文字で読みやすいと好評です。そのうえ全ページオールカラーで豪華にお届けします。
母にすすめられて、書店でこの本を見て、飛びつきました。
何と美しい本でしょう。分かりやすく、丁寧に書かれています。
素晴らしい筆文字にもうっとり。ほれぼれして見入ってしまいました。
また、ステキな桜の写真の数々に感激しました。
編集とデザインの素晴らしさ、このような本、初めてです。
難しいと思い込んでいた『歎異抄』。
楽しみながら、いやされながら拝読しております。
ありがとうございました。
(京都府 67歳・女性)
特長5.親鸞聖人の直筆の著作から
このような読みやすい構成の中で、深い内容が紹介されているのが『歎異抄をひらく』です。
「今まで『歎異抄』にチャレンジしたけれど、難しかった」あるいは「『歎異抄』を、親鸞聖人の教えそのものから理解したい」という方に特にお勧めです。
本書の特徴は、親鸞聖人の直筆の著作を根拠として、『歎異抄』を解説されているところです。
とかく『歎異抄』を論じたものは、著者の体験や信条に力点が置かれ、自由奔放に解釈されている、と嘆く識者も少なくはない。
本書は、聖人自作の『教行信証』などをもとに、『歎異抄』の真意の解明に鋭意努めたつもりである。
(『歎異抄をひらく』「はじめに」より引用)
読者から寄せられた感想にも「正確に伝えようという熱意」を感じられた方が多くありました。
解説が丁寧であり、文体に親鸞聖人の思いを正確に伝えようという熱意を感じました。
姿勢を正して、何度も精読すべき本だと思います。
(東京都 36歳・男性・公務員)
それまで理解が難しかった『歎異抄』が、「この本は本当に分かりやすかった」「この本に出会い、分かりやすい言葉で書かれているので読みやすかった」とも言われています。
親鸞聖人の教えが知りたい人の要望に、最もかなった書籍となっています。
たとえば「親鸞聖人といえば悪人正機」と言われるほど有名な「悪人正機」という教えのキーワードがあります。
ところが、解説書を読んできた多くの人が「ほとんど理解できていない」ようです。
ここでは、その「悪人」とはどのような人を言うのか、まず『教行信証』の引用を示し、その内容を踏まえて『歎異抄』の原文に入っています。
『歎異抄』の中で以前から気になる言葉、「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」がどういうことか知りたいと思っていた。
宗教と哲学は、人間にとって、とても重要なものだとは理解しているが、自分自身、まだその境地にはほど遠いと感じている。
本書を通して、少しでも親鸞聖人の考え、悟りを知る手がかりを学べたことは、とてもプラスになったと思う。
(沖縄県浦添市 58歳・男性)
『歎異抄』の原文を読んでも、言葉だけを見れば、人によって色々の解釈ができてしまいます。
そこを、『教行信証』などの親鸞聖人の直筆の著作から読み解くことで、より「親鸞聖人の真意に近づきたい」という読者の要望にお応えしています。
今まで、このような書き方をされた本はなかったのではないでしょうか。
特長6.気になる疑問への解説も
また、これまでの解説書を読まれて「もう一つ、先が知りたい」「もう少し踏み込んで解説して欲しい」と思われる方も多くあったようです。
実際に「親鸞聖人のお言葉、『歎異抄』の真意の一端をうかがい知ることができ、我が人生にとって大変有益」「自分が思っていた疑問が、1つずつ、解けていきました」という感想を多く寄せられました。
自分が思っていた疑問が、1つずつ、解けていきました。
多くの仏教書が世に出ていますが、これほど分かりやすく書かれている本は、他にないと思います。
(石川県 67歳・男性)
先の「悪人」という言葉についても、「弱さを自覚した人」と言われれば何となく分かった気分にはなりますが、そんな人が「正機」とはどういうことなのか。ここは疑問が残ってしまうのではないでしょうか。
あるいは、親鸞聖人の教えでよく出てくるのが「念仏」です。これも、一体何のことか、理解が難しいところでしょう。
念仏とは、「おまかせします」という言葉であり、「ゆだねる生き方、生きる姿勢を表す」と言う人もあります。
では、ただ念仏を称えるだけで心が変わるのか、生きやすくなるのでしょうか。
この難解な「念仏」について知りたいと思われる方は多いと思います。本書では二部の解説の中で、3、6、13、14、16章と、特に多く詳しく取り上げています。
これまで『歎異抄』は難しいものと思っていましたが、
この本を読んで、とてもやさしく解説してあるので、1日で読みました。
とても心に残り、心を打つものがありました。
「他力の念仏」について、よく分かり、くり返し2度読みました。
家族にもすすめて、読んでもらいました。
(広島県 76歳・女性)
この『歎異抄をひらく』は、歎異抄から浄土真宗、親鸞聖人の教えを学ぶには最適な本です。
少しでも関心を持たれた方は、ぜひ手にとっていただければと思います。
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